学校を個々に分析する第1回は神奈川県にある男子中高一貫校の名門校である浅野中学校・高等学校です。
第1部は学校の概要について、各方面から集めてきた情報をまとめつつ分析していきます。学校行事も関連させて自分自身が採用された場合にどういうことに注意しなければいけないか(もちろん実際に採用されてみなければわからないことも多いですが)考察していきます。
第2部では学校の学力レベルから考えていきます。入り口や出口の部分に関連する入試はもちろんのこと、カリキュラムの特色、使用教材や単位数の設定から教員側にどの程度の知識レベルと指導力が要求されるのか考察していきます。
第3部では学校ホームページから読み取れる情報と口コミサイトの情報で気になる点をまとめていきます。担任として働く場合に気になることも考察していきます。
第4部では過去の採用情報から遡って、採用情報の傾向や日程の傾向、選考内容についてまとめていきます。
浅野中学校・高等学校の学校概要
学校法人浅野学園
系列校などは特になし。
なお、wikipediaにある概要欄の説明は以下の通り。
浅野財閥の創始者・実業家浅野總一郎が明治期に欧米を視察し、フォード・モーター等米国の有力企業で人材教育が重視されていることを受け、当時の日本の教育が教養主義に偏っているのを憂い、1920年(大正9年)淺野綜合中學校を設立。施設利用の効率化による勤労主義、実学教育、広い視野の獲得を主としたゲーリーシステムを導入し、学校内に実習工場を設置、幅広い知識と実践的指導力を身に付けさせる科学技術教育と実用的な語学教育を特色としていた。旧校名である浅野総合中学校の「綜合」には、教養主義に陥らない幅広い知識と実践的指導力を身に付けさせるという意味が込められている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E9%87%8E%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%83%BB%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1
学校ホームページの教育方針にも「自主独立の精神、義務と責任の自覚、高い品位と豊かな情操とを具えた、心身共に健康で創造的な能力をもつ、逞しい人間の育成に努む。」とある。
(本来であればきちんと引用したいところですが、残念ながら学校ホームページが暗号化通信に対応していないため文字での紹介にとどめておきます。)
創立が大正9年であり、令和2年に創立100周年を迎えていることからもその歴史と伝統は感じることができるでしょう。
浅野中学校・高等学校の校風
学校ホームページには
学業×部活動×学校行事の三本柱の教育で、頭と心と身体をバランスよく育てる
とありますが、超上位校が目指す文武両道の典型的なパターンのような気がしています。
埼玉県の公立のトップの一角である浦和高校とか、そのほか質実剛健な雰囲気をもつ学校(しかも男子校)に共通するような感じと言えばいいでしょうか。
文武両道を掲げている学校は少なくないと思いますが、高いレベルで実現できているのは、やはり一部の超上位校だけだと感じます。
目標としては掲げていても、実際には勉強に追われてしまうのが中堅校のよくあるパターンだと思っています(自分の過去の勤務校のいくつかが実際にそうだった…もちろんすべてではないでしょうけれども)。
学校ホームページの作り方もそのようになっていて、「学業」「学校行事」「部活動」の3つのベン図のようなものが掲載されていて、該当の紹介ページでは当該部分の色が濃くなって強調されています。
口コミサイトなどでは
先に質実剛健と述べましたが、バンカラ気質という表現もありますね。
実際にwikipediaでは参照元に注記があるものの、そのように書かれています。
関連している口コミサイトも読んでいくと、インターエデュの質問掲示板にも飛びました。
このページを読んでいて、言い得て妙だなという表現は「早稲田と慶應で例えるならば慶応ではなく早稲田」という比較対照表現。
「小洒落た感じよりももう少し野暮ったい感じ」というような表現も見かけました。
もちろん、内容は少し古いものもあり、時代の流れとともに変化するものはあると思います。
感じ方も人それぞれですし、働く側としてはある程度は柔軟に適応させる部分だとは思うのですが、自分の教育観と著しく異なると働きにくくなりかねないのが校風だと私は思っています。
浅野中学校・高等学校の校訓
九転十起
「きゅうてんじゅっき」と読むようですが、こちらは創立者浅野總一郎の座右の銘。
こんな言葉は実際にあるのか、と思ってGoogle検索をしてみたところ、やっぱり造語の類のようですね。
出てくる検索結果は、実業家としての浅野總一郎に関連するものばかり。
京浜工業地帯の父とまで言われていますし、浅野財閥というのもありますね。
例えばamazonのショッピングサイトの本が上位にヒットしてくるのですが、「九転十起 事業の鬼・浅野総一郎」というような感じです。
https://amzn.to/3n1SlBg
七転び八起きよりももっとたくさん失敗しても、何度でも成功に向けていく、というような意味合いがあるのだと推察します。
調べると富山県氷見市(浅野總一郎ゆかりの地というか生誕の地)に九転十起という会社も設立されているようで。
全国浅野総一郎友の会なんていうのもあるそうです。
学校教育の中でも、人物や歴史を関連付けながら沿革を生徒に話す機会も結構ありそうです。
(調べると学校行事のところで中1の4月に創立者教育というものもありますね)
愛と和
こちらは初代校長の水崎基一の教育理念が反映されているとのこと。
この方は同志社から招聘され、クリスチャンでもあったみたいです。
そう考えると「愛と和」というのも納得できますね。
学校教育から見る浅野中学校・高等学校(学校生活編)
学校行事
先にも述べましたが、中1の4月には創立者教育というものがあります。
また、中1・中2林間学校が8月に設定されています。
学校によっては勉強合宿のようなものも設定されている学校もあるかもしれない。
文化祭と体育祭は9月。
過去の日程を調べていくと、文化祭が9月上旬で体育祭が9月下旬。
別々に準備をするのでなかなか力が入っていそうです。
修学旅行に該当するものは研修旅行という名称で、中学生は中3の11月、高校生は高2の6月に組み込まれています。
1月には中1・中2スキー教室が設定されているので、中学生の担任の間はもしかしたら負担は大きいかもしれませんね。
どこの学校でも同じような気もしますが。
もしかしたら中2は希望者のみ参加とかなのかと思って調べると、過去の記事では中1も中2もどちらもやっているようです。
最初に中2が3泊4日で行い、入れ替わりで中1が3泊4日で行うという。
中2の4日目が中1の1日目というパターンですね。
場所は志賀高原でした。
施設・設備
横浜ベイブリッジを見下ろせるような高台にあり、58,750m2も敷地面積があるようです。
学習に関連しそうな設備は以下の通り。
中学棟
高校棟
本館
講堂
図書館「清和書林」
運動施設などもかなり充実していて
人工芝グラウンド
野球練習場
体育館「打越アリーナ」
屋内プール「打越アリーナ」
ハンドボールコートA
ハンドボールコートB
テニスコート(人工芝)
テニスコート
となっています。
部活動
運動部
- サッカー部
- 陸上競技部
- 野球部
- アメリカンフットボール部
- 卓球部
- 登山部
- ボクシング部
- アーチェリー部
- 柔道部
- バドミントン部
- ラグビー部
- テニス部
- 水泳部
- バスケットボール部
- 剣道部
- ハンドボール部
- バレーボール部
文化部
- 棋道部
- 吹奏楽部
- 化学部
- 演劇部
- 時報部
- 美術部
- 歴史研究部
- 地学部
- 鉄道研究部
- JRC(青少年赤十字)部
- 生物部
- 物理部
- ジャグリング部
- ディベート部
- 図書研究部
- 書道部
同好会
- 文芸同好会
- 数学同好会
- クイズ研究同好会
かなり強い部も存在していて、全国大会レベルの活動をしているものもありますし、県大会レベルのものもあります。
どのくらい教員側が関わってやっているのかその実態はわかりませんが、ボクシング部(高校総体ベスト8)とか水泳部(神奈川県決勝7位)などの、状況によっては命に関わりかねない部活で強いものもありますね。
学校教育から見る浅野中学校・高等学校(学習編)
基本的には中学2年間で中学課程は終了し、中学3年生からは高校課程に入るようです。
クラス分けを見ていると、中学1年生と中学2年生では6クラスが均等にクラス分けされるそうですが、中学3年生と高校1年生では英数クラス(学力上位者)を設置しています。
英数クラス以外の5クラスは均等分けされているみたいです。
高校2年生からは文系・理系も分けられているようですが、高校2年の理系クラスはさらに理系選抜クラスが設定されていますね。
高校3年生では志望校別に7クラスに分けられていて、その内訳は
①東大理系
②難関国立理系
③国公立理系
④東大文系
⑤国公立文系
⑥私立文系
とのこと。
国語
中1では現代文と口語文法(漢文含む)とあり、中2では現代文と文語文法(漢文含む)と記載されている。
古文の取り扱いでどこまで文法に慣れ親しませるのか。
係り結びの法則のような基本事項だけではなく、助動詞の活用表などもこの時期に教えてしまうのか(もしかしたら助詞もか?)など気になるが詳細は不明。
高校課程の国語には目立った特徴はなさそう。
数学
以前も取り上げたことがあるが、体系数学をしっかり使っていく学校。
数学の先生の間でも賛否両論分かれると思うが、私学で採用率の高い体系数学を最後まで使い切る。
私学で体系数学を使っている学校は少なくないと思うのだが、中学課程はまだしも高校課程は配列や順序が少し独特で、体系数学1と2だけ使って、あとは通常の高校の教科書と傍用問題集を使う学校もかなりある。
しかし浅野は別。
理系は体系数学5までしっかりとやりきる。
また、高2の文系生徒については数学科作成テキストを用いた演習とある。
同様に高3では大学入試数学特講(数学科作成)とある。
学校で質の高い独自教材を作成できるのは、相当優秀な教員が集まっているからこそだと感じます。
英語
中学の間の3年間は英語Aと英語Bの2つに単位数を割っている。
また、教材はNew Treasureの1と2であることも明記。
時間としては総合の時間の扱いになるのかもしれないが、少人数授業でネイティブによる英会話指導も行われている。
総合学習のところに記載があるが、毎週1時間行っていて、教材も中学1年生では『Engage Starter』 (Oxford University Press)、中学2年生では『Engage1』 Oxford University Press)、中学3年生では『Discover Debate』(Language Solutions Inc.)を使っているとのこと。
高校課程の英語の授業は特筆事項はなさそう。
ただ、希望参加性の海外研修などは少なくない。
英国オックスフォード大学のリベラルアーツプログラム(主催:UTS)は中学3年生から高校2年生まで希望者30名程度を対象に夏休みに2週間程度実施。
米国スタンフォード大学のユースリーダーシッププログラム(主催:ISA)は高校1年生から高校2年生まで希望者25名程度が夏休み5日程度実施。
国内でもエンパワーメントプログラムと称して米国トップ大学の学生や院生を30~40名程度学校に招いて行う中学3年生~高校1年生対象の5日程度実施されるものもある。
社会
地理は中1で日本地理、中2で世界地理をやって中学3年生と高校1年生では履修しないスタイル。
また、歴史も中1で古代史、中2で中世史、中3で近世史、高1で近現代史という、4年間をかけて深く学んでいくスタイル。
この方式を採用している学校はまだ上位校で見受けられるような気もするが、果たして学ぶ側からすると遥か昔にやった内容をどこまで覚えていられるのか。
公民は中学3年生で中学公民とあるが、現代社会の制度的視点を扱う模様。
同様に高校1年生の現代社会では論理的視点および倫理・思想とある。
どこかで見かけた記憶があるのだが、社会の中のどれかの科目でオリジナルテキストを使っていたと思います。
理科
中1で物理・化学・地学を、中2で物理・化学・生物を、中3で化学・生物・実験を扱うと明記。
圧倒的に化学が優遇されている(時間数が少ないのかもしれないが)。
物理は2年間、生物も2年間で、実験を中学3年生で敢えて明記しているのは、知識が揃った段階で少し難易度の高いものを扱う狙いがあるのだろうか。
高校1年生では物理基礎、化学基礎、生物基礎を履修することになっているが、理科に対する単位数が潤沢な印象がありますね。
浅野中学校・高等学校の入試と偏差値
試験日程は2/3の1日のみ。
ここで定員270名を一発勝負で決める。
試験科目と配点と時間は以下の通り。
国語(50分・120点)
算数(50分・120点)
社会(40分・80点)
理科(40分・80点)
四谷大塚の80偏差値では64、50偏差値では60となっている。
出願数、実受験者数、合格者数、合格最低点などは以下の通り。
【2021年度入試】
出願者数:1844
実受験者数:1534
合格者数:602
合格最低点:242/400
【2020年度入試】
出願者数:1890
実受験者数:1573
合格者数:643
合格最低点:230/400
参考までに、2021年度の浅野中学校の入試問題のテーマと意図を私学教員の目線で見ていく(あくまで個人の見解です)。
【算数】
大問1・・・小問集合
(1)年号の2021年に絡めた計算問題
(2)植木算と複数条件の関連付け
(3)濃度計算(条件は単純ではない)
(4)円周率が3以上になる記述問題など(東大の円周率3.05以上を彷彿させる)
(5)4桁の回分数の問題
(6)回転する正方形が通過した面積
大問2・・・マスク工場の仕事算(コロナ禍の世相を反映させたか)
(小問は3つ)
大問3・・・2進法を図形的に対応させて表現させる問題
(小問は4つ)
大問4・・・ダイヤグラム
(小問は4つ)
大問5・・・6×6×6の立方体を扱う立体図形
(小問は4つ)
となっている。
個人的な感想としては、単純で面白い問題というイメージ。
複雑な条件設定はなく、思考力をよく見抜けそうな問題が並んでいる。
【理科】
大問1・・・地学分野(小問数9・回答数9)
透明半球を利用した問題など。
大問2・・・生物分野(小問数9・回答数10)
冒頭のリード文が「マスクをして過ごすことの多い一年間だったと思います。」から始まる。テーマは呼吸について。
セミの抜け殻の断面の写真というのは斬新か。魚のえら呼吸についても取り扱っていたり、相似比と面積比の関係も示してあったりと面白い。
大問3・・・化学分野(小問数7・回答数10)
気体と水溶液の性質と過不足の問題。
大問4・・・物理分野(小問数8・回答数9)
光の屈折の問題。
途中でヘモグロビンについて、酸素量と結合しているヘモグロビンの割合の量的関係のグラフが出てきて少し見慣れない問題も混ざっている。
合格実績から見る浅野中学校・高等学校
やはり合格実績は低くない。
卒業生の数が270人をわずかに下回る程度だが、ここ5年間で東京大学の合格者数は30人から40人近くまで増加している。
東工大も20人以上は合格者を出している。
一橋大も最も多かったときよりは減少しているが、それでも15人程度は出し続けている。
私大であれば、慶應義塾が134名、早稲田が114名。
早稲田よりも慶応が多いのは神奈川県という立地事情もありそう。
(通常は大学名だけでいくと早稲田のほうが合格者数は多いイメージ)
日本大学の合格者数が2桁程度で掲載されているのには医学部合格者を意図してのものだろう。
また、国際医療福祉大学1名、東京慈恵会医科大5名、順天堂2名、東京医科2名、日本医科2名、自治医科1名、東邦2名、昭和5名、北里8名、聖マリアンナ1名などは推して知るべしの医学部がメインだろう(その他学部を含んでいる場合もあるかもしれないが)。
これらの状況から考えると、教壇に立つ教員側にもかなりの授業レベルと知識のレベルを求められるように感じる。
生徒の切れ味鋭い質問に対しても、時に大学レベルの知識なども交えながら応えていく場面も少なくないかもしれない。
ホームページの作り込み方から見る浅野中学校・高等学校
パッと見で少し残念なのは、暗号化通信に非対応の部分。
上部にあるメニューバーにはホームページへのリンクと、公式Facebook、オンライン部活動見学会、緊急連絡と学内ポータルへのリンクがある。
学内ポータルが整備されているのは少しうらやましい。
左側のサイドバーがメニューバーを兼ねている印象。
下部にはサイトマップは教職員採用情報がある。
臙脂色を基調とした少し渋い感じのサイトだが統一感はちゃんとある。
コンテンツ数も悪くない。
意外にPTAが強いのか?
気になったのは学校生活の行事紹介のページ
5月にはPTA総会があり、6月にはPTAパネルディスカッションがある。
9月にはPTAバザーがあり(文化祭の時か?)、11月にはPTA Asano Father’s DayとPTAコンサートがある。
3学期は特にPTA関連の行事は見受けられないが、なかなかPTA関連の行事が多い(というか少なくはない)と感じた。
食堂がない
よくある質問のところに「Q12.昼食について教えて下さい」とある。
これに対する回答が食堂が無い、ということ。
弁当を持参する生徒が多いということだが、古き良き学校ならではという印象。
保護者視点だと6年間のお弁当作りが宿命付けられてしまう。
もちろん、昼食用に別途お弁当(410円)やパンを購入することができる対応もあるとのこと。
女子校なんかだと、季節のランチとか、そういうところにも力を入れる学校も少なくないことを考えると、真逆だがやはり質実剛健な男子校ならではか。
家庭科の履修問題はテーブルマナー講習を含むか
1週間あたりの授業数は34時間という記載がある。
月曜~金曜までの6時間と、土曜日の4時間と考えられる。
この単位数をどのように各教科で分けているのかは気になる。
中1だと書道の授業もあるように記載がある(教科のページ)。
具体的な単位数は明記されていないが、もしかするとしわ寄せは実技教科に寄っているのかもしれない。
私学あるあるなのかもしれないが、中1・中2の林間学校などで家庭科の調理実習を数時間分まとめて行ってしまうという可能性も写真(おそらくカレー作り)から感じた。
実際に自分もそのような単位計算を行っていた学校に勤務したことがある。
また、1月の高1家庭科講義という行事があるが、写真から判断するにホテルか何かでテーブルマナー講習のようなものを受けているように見受けられる(実際はどうかはわからないですが)。
自分の母校でも、高校1年生で家庭科の単位数を満たすために、このようにテーブルマナー講習で時数を稼いでいた。
ちょっとしたことかもしれないけれど、掲載されている写真1つからでも得られる情報は少なくないと思います。
そこから学校の考え方が透けて見えることもあります。
浅野中学校・高等学校の口コミ
在校生や卒業生からの口コミ評価も高いし、保護者の評価も高い。
もちろん、一部には低い評価も見受けられましたが、大勢に影響が出ないような内容の書き込みだと思います。
在校生が一時の感情のままに、とはいわないものの、どこの学校にも大なり小なりありそうな内容だと感じました。
一部に個性的な先生はいそうな感じはします。
浅野中学校・高等学校の採用状況
2020年度(2021年4月採用)
最初の掲載は4月。
◆国語(現代文1名)の専任教諭 |
◆国語(古典1名)の専任教諭 |
◆保健体育1名の専任教諭 |
◆英語(2名)の専任教諭 |
この当時は掲載のタイミングと期限設定まで情報をまとめていませんでした。
2回目の掲載は7月。
◆国語(古典)の専任教諭 |
◆英語の専任教諭 |
自分のブログには秋採用という記録がある。
また、昨年度の募集で10月中旬頃(?)に掲載されていたのがこちら。
◆家庭科の非常勤講師@11月21日応募締切 |
そして11月上旬(?)にはこのような情報も掲載。
◆社会(日本史)の専任教諭@11月27日応募締切 |
2学期は私自身が毎年忙しく、更新もかなり頻度が低かったのですが、途中でこのような情報を更新しています。
◆理科(化学)の専任教諭@12月11日応募締切 |
神奈川県の私立の超名門校でもこういうことってあるんですね。
秋も深まってきたこの時期に、理科と社会でそれぞれ1名ずつ専任教諭を募集していたようです。
もちろん、人気校でしょうから、優秀な人材が集まって決まったのだろうと思っていますが…。
2021年度(2022年4月採用)
◆国語(現代文or古典専門1名)の専任教諭@5月7日応募締切 |
◆数学(1名)の専任教諭@5月7日応募締切 |
◆英語(若干名)の専任教諭@5月7日応募締切 |
時系列順に見ると、採用の流れが見えてきますね。
今年度も国語の専任教諭の募集が掲載されています。
昨年度は現代文も古典も1名ずつの採用であり、年度の途中で古典1名のみに切り替わっていました。
団塊の世代が連続的に退職していくからの採用なのか、去年から継続しての採用なのかは外部からは判断がつきかねます。
現代文か古典かで、ここ数年間のうちに1人採用しよう(優秀な人材が来るまで待とう)ということなのかもしれません。
数学の募集については昨年はなかったので新しい募集情報になります。
また、英語については若干名という表記になっているのも気になりますね。
1人ではないんだ、ということが伝わってきます。
そうすると、昨年度も年度当初から2名募集していたことにも繋がります。
浅野の採用は、引き継ぎ期間も考慮しつつ、優秀な人材が現れるまで数年かけて採用していくスタイルなのかもしれませんね(詳しいことはもちろんわかりませんが)。
立地条件から見る浅野中学校・高等学校
JRおよび京王線の新子安駅から徒歩8分。
問題は新子安駅までどのようにたどり着くかと思われます。
品川駅からは京浜東北線で22分で決して近いとは言えません。
横浜駅からも京浜東北線で7分。
湘南新宿ラインや上野東京ラインが停車するならば、なかなかの好条件だったかもしれません。
ちょうど川崎駅と横浜駅の間。
ちなみに川崎駅からも京浜東北線で7分。
悪くはないが便利でもない。
通勤はどのように行うのがいいか迷う。
池袋駅からは53分(埼京線で大井町から京浜東北線のルートが掲載されている)。
よくある質問のところには、静岡県や千葉県からも通学している生徒がいるとのこと。
1時間半くらい時間をかけて通学する生徒も一定数いそうですね。
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