既に各方面で話題になり、当該の保護者が誰なのかという話題にもなっています。
ざっくりと概要を説明すると、教員の退職をめぐる理事長の対応に保護者たちが激怒する騒動が起きたというものになります。
2つの記事のタイトルを参照していただいたほうが早いかもしれません。何が起こったのかというのは最初の記事をご参照いただければと思います。2つ目の記事は1つ目の記事を受けて書かれたものになり、少し違った視点からの分析があります。
1つ目の元記事はこちら
名門・成城学園初等学校「モンペクレーム」で人気教師が退職! 保護者説明会で理事長に怒号が飛んだ
https://news.livedoor.com/article/detail/24040926/
(※元記事はFLASHのものですが諸般の事情によりlivedoorNEWSより引用しています)
2つ目の元記事はこちら
成城学園初等学校、内部混乱でブランド棄損…保護者と学校側が対立、一保護者が原因(Business Journal記事)
https://biz-journal.jp/2023/04/post_338116.html
1つ目の記事について
実はこの記事、Yahoo!ニュースでも紹介されています。
そこで専門家のコメントとして石川一郎氏のものを紹介します。なお、現在は学校改革プロデューサーという肩書に変わっていますが、以前は聖ドミニコ学園と学校名を明らかにした肩書にしていたと記憶しています。
内容について合う合わないはそれぞれあると思います。今までにも教育系の記事に対してコメントを多数していますが、個人的な感覚としては7割型同意できるかな、という感じです(あくまで個人の感覚です)。
ただ、今回の記事に対するコメントとしては冷静に見出しの煽りについて分析しています。
記事の配信に煽りが強烈なので、整理する必要がありますね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/96f03821dedaf7d270db7546e41ff7082d083fce/comments
「名門」「モンペクレーム」「人気教師」「理事長に怒号」とてんこ盛りです。
「名門」はまず教育とは別問題です。
「理事長に怒号」は理事長が学校でのどの範囲の仕事の役割を担うかだと考えます。本来の仕事は教育理念を守る経営ではないかと思います。
「人気教師」の対応は、記事だけだと情報が不足しています。子どもたちの対応に本当のところ問題があったのか、無かったのか、それを管理職がどのくらい情報を収集して判断したのか、です。
最後に「モンペクレーム」。保護者が我が子を守りたい、として学校と対応するのは全く問題ではありません。ただ、注意しなければならないのは、子どもも全て事実を述べる訳でもないことです。逆に困っていても上手く表現できないこともあります 学校と保護者の対話。たいへんですが、お互いの立場を慮りながらできるといいですね
なお、それ以外の一般の方のコメントも至極まともだと感じます。
基本的には保護者の対応に疑問を呈する趣旨の書き込みが多数並んでいます。
もっとも、タイトルにつられている可能性も否定できません。
個人的には油井理事長の腕を組んだ写真が印象的です。
2つ目の記事について
最初に紹介した記事を受けてその後の対応について述べられています。
具体的には教員の退職に対する署名活動につながっているようです。
また、学校の現状と対応についても冷静に分析されています。
公立・私立に関係なく多忙な学校の先生達、どうしてもうるさい親の要求を飲んでしまいがちな現状など。
また、成城学園出身の著名人も数多く紹介しています。
学校を分析する視点から
個人的には、世田谷区にあり、一定の富裕層が住む地域ということであまり派手な話はないだろうと思っていました。
また(2つ目の記事内にもあるように)校風などからクリーンな印象もあるので今回のような報道は衝撃的でした。
待遇面で悪くもないけれど抜群ではないのかもしれないと感じてしまうこともあります。
(リンク先に疑問を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、背景を考えると納得していただけると思います‥)
保護者や生徒としては、あまり聞きたくないタイプの案件だと察します。
今後の人気にどのように影響してくるのか注視していきたいと思います。
労働者としても、トップの理事長の態度がかなり気になったでしょう。
もちろん一面的なものかもしれませんが、やはり今回の件は入職する際に不安になってしまいます。
どのように終着するのでしょうか。
軟着陸した場合には取り上げないと思いますが、更に不味い対応で騒がれてしまう場合には再度取り上げて深めたいと思います。
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