ある年から、毎年確認するようになった市進学院の主要私立中学入試状況速報。
今年の応募者数だけでなく、前年との比較もしてくれていますし、実際の受験者数と合格者数(あわせて実質倍率まで)も掲載してくれています。
増減を赤と青の文字で色分けしてくれているので、一目で人気だったのか不人気だったのかの動向を確認することができてしまいます。
更新状況もだいぶ落ち着いてきたので、各県の状況を追いかけていきたいと思います。
第二弾は千葉県です。なお、第一弾の埼玉県はこちらから。
女子校
国府台女子も和洋国府台もどちらも増加。
増加幅は国府台女子の方が多いですが、これは定員の大きさからもやむを得ない規模感だと思います。国府台女子は良い感じの実質倍率にもまとめあげていそうです。
共学校
市川はほぼ増減なし。厳密には0~-2%程度ですが、誤差の範囲と言ってしまっていいと思います。流石は御三家校というところでしょうか。
光英VERITASは概ね増減なしでしょうか。増加割合が大きい第一志望入試は人数がそもそも少ないので増加率が大きく見えています。新設のVERITAS探求はどういう入試だったのかは気になります。
芝浦工業大学柏も概ね増減なしでしょうか。ただ、男女別で見ると、男子の割合は増加している入試形態が多いですが、女子は全方式で減少しているようです。
渋谷幕張は微増でしょうか。ただし、男子の数は増加していますが、女子の数は微減。総じて微増という感じです。
昭和学院は増加傾向が強そうです。男女とも多くの入試形態で増加していますし、唯一大きく見える減少率の入試形態も、もともと人数が少ないので全体的には増加しています。
昭和秀英は概ね増減なしでしょうか。1月入試は男女とも増加していますが、2月は減少しています。
専修大学松戸は微減でしょうか。女子はすべての入試日程で減少しています。
千葉日本大学第一は概ね増減なしでしょうか。1/21入試は男女とも微減ですが1/26入試は男女とも増加しています。定員の関係で総数は増減内という感じです。
千葉明徳は総数で考えると増減なしのように見えますが、多くの入試日程で減少傾向があるのが気になるところです。一般入試を1/21にも新設していますが、これが今後も吉とでるか凶とでるか。行っている入試が8形態に増えています。
東邦大東邦は微減でしょうか。後期日程で少し大きめに減らしているのが大きいでしょうか。そうはいっても、20人の定員に合格数20であり、倍率も17.3倍となっています。
成田高校付属は増減なしでしょうか。2日の日程で微増と微減ですが、総数は±0で応募数は本当に増減なしのようです。
二松学舎大学附属柏は増加傾向が強めでしょうか。多くの日程で増加傾向と出ています。減少している日程や形態もありますが、男子が減少している日程もあれば女子が減少している日程もあります。偏りがあるわけではなさそうです。
日出学園は微減でしょうか。今後の成り行きも気になるところです。
流通経済大学付属柏は微増でしょうか。女子が安定して増加傾向にありそうです。
麗澤は減少しています。全日程で男女とも減少していると言えるレベルです。今後の成り行きも気になるところです。
分析
色々調べていて、そういえば千葉県には男子校がなくなってしまったのだな、と再認識させられるところから始まりました。
ちょっとしたことですが、こういうことからも時代の流れを感じてしまいます。市川や芝浦工業大学柏、千葉日本大学第一など一定の立ち位置を築き上げた学校ももちろんあります。
学校ごとに見て、女子が増加傾向とか、女子のみ減少傾向など、少し特徴のある動きが見られる学校もあります。注視していきたいところです。
コメント