埼玉県の私立学校は基本的にはブラックだと思っても良いのかもしれません。
その理由の1つは以下のツイートを見ていただくとわかります。
私自身も佐藤栄学園の系列校から異動してきた方と3名ほど同僚だったことがありますので、内部の話は他人というフィルターを通しているとはいえ、それなりに存じ上げているつもりです。
(もちろん公の場に晒すようなことはしませんが)
また、この手の話題は検索していると様々なものが出てきます。
こちらのサイト、噂程度でもご存知だった方もいらっしゃるかと思います。
ホワイト側で獨協系列が出てくるので、教育業界全てをブラック判定しているわけでもなさそうです。
(※獨協系列が本当にホワイトかどうかという話はまた別のお話です)
さて、本題に入りましょう。
学校法人佐藤栄学園の給与待遇が少し改善した(かもしれない)というお話になります。
初任給の金額が増額されている!?
残念ながら「ソースは!?」と言われてしまうと、明確に公の場に示すことはできません。
その理由は、私の記憶頼りだからです。
「ふざけんな!」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、私が明確に覚えているのには少し理由があります。
また、その記憶も2つの理由があります。
順を追って説明しましょう。
待遇改善した可能性があると感じた理由の1つ目は、公式の学校法人のページに掲載されている給与待遇の記載を見比べての記憶です。
以前までは初任給(※基本給)が20万円なかった(と記憶している)のに、今年の採用情報のページでは初任給が20万円を超えていることに気づいたからです。
金額に注目すると、20万円の大台に乗るのか乗らないのかのラインなので、強く記憶に残っています。
今年度、佐藤栄学園の法人ページがリニューアルされていることは、埼玉県の募集情報のページでもご紹介しましたが、リニューアル前(昨年度とか)の法人ページに掲載されていたPDFデータを保存されている方は見比べて比較することもできるのではないでしょうか。
(ちなみに、私もPCのどこかに保存した記憶はあるのですがデータを見つけられませんでした‥)
法人ページに記載されている大卒初任給は202000円となっています。
これに固定残業手当が42200円上乗せされて、初任給の月額は244200円ということになるようです。
2つ目の理由は、埼玉県の私立学校で、基本給が20万円に乗っていなかった学校はいくつか噂程度に聞いたことがあるのですが、そのうちの1つに含まれていました。
こちらは完全にソースはありません。
ただ、埼玉県の私学で勤務経験がある方、知人にそういう方がいらっしゃる方は聞いたことがあるかもしれません。
佐藤栄学園は昨今の中学入試では「すべりどめの星」という地位を築き上げつつありますね。
受験者数の増加に伴って、給与待遇の改善が行われた可能性はあるとは思います。
ちなみに、法人ページによると昨年度の賞与の支給実績は5ヶ月とのことでした。
表記のみが変わっているかもしれない一抹の不安
教員の給与待遇が改善されるのは大変喜ばしいことだと思うのですが、あくまでも可能性の1つとして実態は待遇が改善されていない可能性の議論をしておきます。
というのも、法人ページには基本給に「調整手当含む」という記載があります。
これが今までの表記と異なっているとすると、表記上の提示のしかたのみが変わっていて、実態を表していない可能性も出てきます。
仮に調整手当が4%とすると、これを抜いた金額は194000円程度になってくるでしょうか。
このあたりの議論については、実際に表面上の表記のしかただけを変更していたと思われるこちらの記事もよければ参考にしてください。
こちらの記事では、別のある学校の求人票の変化をご紹介しています。
待遇改善したように外部からは見えてしまう、外向けの情報発信のしかたを変えた記事になります。
佐藤栄学園の話に戻すと、他に気になる点として「※固定残業時間を超える時間外労働、休日労働、深夜労働分についての割増賃金は追加で支給。」という記載もあること。
単純に法律に則って深夜労働という単語を入れている可能性もありますが、少しドキッとしてしまいます。
おわりに
今回は埼玉県にある佐藤栄学園の給与待遇の変化についてご紹介してきました。
後半、邪推のような内容になってしまっていますが、基本的には待遇改善がなされたのだろうとは思っていますし、その可能性が高いと信じたいところではありますが、念のため両方の観点から議論をしておきました。