元記事はこちら。
https://diamond.jp/articles/-/316092
先週1/10は埼玉県の私立学校の中学入試の解禁でした。
今回は1/20から始まる千葉県の中学入試についての記事になります。
コロナ禍も相まって全体的に過熱気味の中学入試ですが、千葉県は少し違うようです‥
そもそも千葉県の私立学校の制度とは
ご存知の方も少なくないと思いますが、千葉県の私立学校の入試のしくみは少し独特です。
年内に一定数(決して少なくはない)の推薦入試を実施しています。
また、完全中高一貫校も多くないので、中学入試そのものが他県と比較するとそこまで盛んでもないという分析もあります。
つまり高校入試でも逆転の可能性が残されている環境ということになります。
志願者数や倍率は緩和傾向が大きな流れか
推薦入試について、多くの学校で倍率の低下傾向が続いているようです。
また、ダイヤモンド・オンラインの記事執筆時点でも、前年度の志願者数を超えられるかどうかということが焦点になっている学校が少なくないということでした。
もちろん、沿線地域の状況や他のライバル校が減ったことなどの要因で増加傾向に転じている学校もあるようです。
また、解禁日の1/20より後の日程の入試では、志願者数が増えている学校も散見されます。
推薦入試の倍率の増減とあわせて考えてみても人気の移り変わりの判断材料になりそうです。
記事の中では、成田高等学校付属中学校についても触れられていました。
人気は高そう‥ということなのですが、実は教員として採用されようとすると難しいのかもしれないと思うこともあります。
おわりに
記事の中心は、入試解禁日を前の志願者数の分析が中心でした。
ただ、改めて千葉県特有の推薦入試の独特さと、一般入試の志願者数も加味した人気感を考察するきっかけになったと思います。
出版社の記事投稿のタイミングとしても、出願間際(締め切っている学校もありますが)の最後の参考資料としての意味合いも強いように感じます。
ただ、教員として働くことを考えると、千葉県の私立学校の採用がそこまで盛んではないこととも相関関係があるように感じてしまいました(もちろんこれは個人の感想)。
単純な学校数というわけでもなく、なんとなくの空気感というか、熱量のような観点でです。
千葉県の広大な面積に対する私立学校の絶対数ゆえでしょうか。
あるいは、中学受験の熱量の地域的な偏り(都心に近いほど過熱している)というのもあるのかもしれません。
また、記事中にもあるように、多くの学校が完全中高一貫校化していないからでしょうか。
いずれにしても、ホワイト私学を探す教員という立場から考えると、千葉県の私立学校の中からホワイト私学を探して内定を勝ち取るのはもしかするとハードルが高いのかもしれない‥と感じてしまいました。