元記事はこちら
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記事の概要
記事の概略をざっくりとまとめると以下のような感じでしょうか。
都内の有名私学に限らず、日本国内の難関校への在日中国人の合格が増えている。
そのための中国人コミュニティも乱立し、学習塾に入塾する中国人も年々増加しているとのことでした。
この傾向はここ7~8年くらいのことだそうです。
しかし、その一方で、成績表などをSNSで晒すなどの行為もあり、あまり好ましくない状況もあるとのこと。
また、近年はコロナ禍の影響もあってか中学受験業界そのものが過熱しているとも感じます。
記事内ではおおたとしまさ氏も「受験ノウハウの蓄積でメソッドが確立されており、競争レベルが上がりすぎているため、子供の負荷が増えています」とコメントとしています。
一方で、名門校以外でも日本国内での進学に魅力を感じている方がいらっしゃるようです。
「日本の学校のよいところは、選択肢の多さと文武両道の点です。どの学校でも勉強と同じくらい部活動に力を入れています。私たち夫婦は中国で学生だったときに勉強漬けの日々を送り、辛い思い出しかありません。子供たちには中高一貫で学ばせ、大学受験までは勉強や部活動に勤しみ、のびのびした学生生活を送ってほしいと思ったのです」
https://nikkan-spa.jp/1912706/3
教員の働き方問題にも直結しそうですが、学校が勉強だけではなく、部活動を含めて人間の成長に寄与している点に魅力を感じているようなコメントです。
ただ、ちょっとだけギョッとしたのは最後の「名門校が中国人子女だらけになる日が来るかも!?」という文章。
もちろんすぐにというわけではないでしょうが、ありえない話でもないように思います。
日本の教育は海外の方にとっても魅力的?
先日、テレビ東京系のワールドビジネスサテライト(WBS)でITエンジニアについて取り扱いがありました。
基本的には、給与面などでも海外のほうが恵まれており、日本国内に来てくれる優秀な方は多くないという内容でした。
しかし、その中でも日本に魅力を感じて家族で来ようとしている海外のエンジニアの方がいらっしゃいました。
その方が日本のどこに魅力を感じたのかというと、文化や治安など以外に、教育を挙げていたのが印象的でした。
もちろん、どこまでどの程度影響があるのかはわかりませんが、そのように感じてくれる方もいらっしゃるようです。
おわりに
今回は日本の中学受験事情と、海外から見た日本の教育という観点での記事執筆に至りました。
前半の事例と後半の事例では雰囲気が違いますが、少なくとも日本の教育に一定の価値を感じているという点では共通項があると言えなくもありません。
前半の中国の例は別記事(6/12付)もあり、日本の大学にも殺到しているようです。
良し悪しは別ですが、今後、日本国内の教育事情はどのようになっていくのでしょうか。
公立学校も私立学校も状況は違いますが、それぞれ注視していきたいと思います。