生き残りかける中高一貫女子校、共学化で「21世型教育」導入 都内で志願者トップに変貌した学校も(7/24付AERA dot.記事)

受験生保護者

元記事はこちら
https://dot.asahi.com/aera/2022072100029.html?page=1

Yahoo!ニュースの記事はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff59d2a3d25060da9ab54f18a6e16f6175f49d20

週刊誌系のネット記事は信憑性に欠ける記事も散見されますので、情報源にする際には自分の中に一定のフィルターをかけながら読んだほうがいいと思っていますが、今回の記事は学校の移り変わりを並べて比べてくれているので、その事実に注目すると勉強になる方も多いと思います。

古くは96年に渋谷女子から変わった渋谷教育学園渋谷だが、本格化したのは06年のかえつ有明(前・嘉悦女子)、07年の広尾学園(前・順心女子)あたりだろう。最近では20年に小野学園が品川翔英、21年に聖徳大学付属女子が光英VERITAS、22年は星美学園がサレジアン国際学園に改名し共学化した。

https://dot.asahi.com/aera/2022072100029.html?page=1

一時期の女子校の不人気からの、多少の揺り戻しはここ数年であったようにも(まだ最中?)思います。

少子化からの共学化・校名変更の流れは加速して、村田女子も広尾小石川になりました。

記事内で列挙されている学校では、渋谷教育学園渋谷や広尾学園は今ではかなりの人気校になっています。

これらの学校の生徒を様子を見る機会もありましたが、やはりパッと見で賢そうな印象を持ちました(もちろんそういう生徒が集まるような大会だったからかもしれませんが‥)。

ちなみに、Yahoo!ニュースにくっついていたコメントから2つほど紹介させていただきます。

こういった記事と実態は往々に乖離しているものです。 品川翔英高校ですが、コンサルを入れて広告宣伝にかなりのお金を投入しているのでポスターや説明会は素晴らしいのですが、「みんこう」のような在校生保護者の口コミを見ると、ビックリするぐらい酷評の嵐です。 最近の私立学校は、国際教育、共学化でどこも金太郎飴。しかもコンサルを使って巧みな宣伝、説明会も全部コンサルが作るので、説明会などの上辺だけでは学校の真の姿がわからなくなってしまいました。気をつけたいところです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ff59d2a3d25060da9ab54f18a6e16f6175f49d20/comments

実態が往々にして乖離しているというのは耳が痛い話です。

説明会等でも嘘は言いませんが、良い側面ばかりを強調してしまいがちなのはどこの学校でも少なからずあるように思います。

また、(やはり自分自身にフィルターをかけながら読むようにしていますが)口コミサイトなどでは違った姿も見られるというある種的を射たコメントのような気もします。

コンサルを使っているのがどこまで本当なのかは気になるところです(私自身はコンサルや広告にお金を投入している学校にいたことはない)。

もう1つのコメントはこちら。

小野学園も村田女子も、あー…っていう感じの学校でしたけどね(私も氷河期時代の人間)。 自分の行っていた女子校も気づいたら共学になってしまっていて、更にあろうことか偏差値まで下がってしまって、本当残念。 まあ、でもさ。実際に子供が中学受験して思うのは、本人が気に入って受験した学校に受かって生き生きと通う姿は嬉しいよね。そこに、あまり校名を意識することはないかな?ってことかな。 ネームバリューって確かにあるけど、そこで深海魚になっても困るわけですし。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ff59d2a3d25060da9ab54f18a6e16f6175f49d20/comments

思わず黄色のマーカーを入れてしまいましたが、こういう感覚の保護者さんがいらっしゃるのは素直に教員として嬉しいところです。

もちろん私自身、学校が合わない生徒も少なからず見てきました。

ネームバリューはたしかにある。

でも大切なのは子どもと保護者がいかに満足して、納得して学校生活を全うできるかどうかというのも1つだと思います。

その上で、しっかり実力をつけられて人間としても成長できれば申し分なしというところでしょうか。

さて、話は記事に戻りまして、東京女子学園中学校・高等学校(芝国際中学校高等学校)について。

巨大な校舎を建設しているのは知っていましたが、こちらはローラス・インターナショナルスクールオブサイエンスと共有するとのこと。

こういう動きがどうでるのかは今後注目かもしれません。

「本校を地域のハブとして、開かれた学校にしていきたい。生徒を社会につなげるために、企業の協力を得ながら、さまざまな体験をさせていく予定です」(山崎副室長)

 そのひとつが総合探究の一環として6年間かけて行う「起業教育」だ。中学では課題発見や解決能力を身に付け、高校でマーケティングを学び最終的に起業を目指す。3Dプリンターを設置し、アイデアを形にできる設備なども整える。

https://dot.asahi.com/aera/2022072100029.html?page=2

こういうのは面白いと思います。

ただ、どのような企業が協力してくれるのかも注目ですし、中途半端なものに終わってしまう可能性もないとはいえません。

さて、情報を入れていた方もいらっしゃると思いますし、知らないままだった方もいらっしゃるかもしれませんが、先日まで東京女子学園中学校・高等学校は複数の教科にわたって教員の募集情報を出していました。

また、教員採用.jpのイベントでも出展していました。

現状の規模からどこまで学校としてスケールアップする想定なのかはわかりませんが、これはもしかしたら採用の波が来るかもしれませんね。

波については以下の記事で説明しています。

応募された方はご健闘をお祈りしております!

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