元記事はこちら
https://resemom.jp/article/2023/11/09/74541.html
昨今の高大連携の流れは気になっています。本記事をベースに他の記事もご紹介してきます。
記事の概要
東京女子大学が2023年の10月に、普連土学園中学校・高等学校、東京女学館中学校・高等学校、三輪田学園中学校・高等学校の3校と高大連携協定を締結したというものです。
高大連携協定を結んだのはこれで12校になるようです。
今回締結に至った3つの学校は、いずれも歴史が長く、もともとは1880年代まで遡ります。
今回の場合は東京女子大学と都内の女子校によるものですが、他所でも様々な高大連携協定が進行している印象です。
東京女子大学の高大連携協定締結校一覧
調べてみると以下のようになっています(リンク先は東京女子大学の当該ページ)
- 麹町学園女子中学校・高等学校(東京)
- 玉川聖学院中等部・高等部(東京)
- 横浜女学院中学校高等学校(神奈川)
- 桐朋女子中学校・高等学校(東京)
- 女子聖学院中学校・高等学校(東京)
- 捜真女学校中学部・高等学部(神奈川)
- 東京純心女子中学校・高等学校(東京)
- 国府台女子学院中学部高等部(千葉)
- 恵泉女学園中学・高等学校(東京)
- 普連土学園中学校・高等学校(東京)
- 東京女学館中学校・高等学校(東京)
- 三輪田学園中学校・高等学校(東京)
以上の12校です。
他記事のご紹介(有料会員記事ですが)
こちらは2022/11/10付のJRpressの記事になります。
(高校が大学と協定を結ぶ「高大連携」が女子校ばかりに急増している理由~その実情を探ってみると、単なる少子化対策ではない狙いが見えてきた)
また、2023/9/27付のEduA記事もあります。
(三輪田、香蘭、湘南白百合… 女子校で「高大連携」が増えている理由は?)
記事内でも述べられていますが、以前はキリスト教系の学校が高大連携協定を締結するようなパターンが多かったと思いますが、最近は女子校や理系、医歯薬系などを意識したものが増えています。
本年度のものでスルーしてしまっていたものとして、サレジアン国際学園が上智大学と高大連携協定を締結していますね。
リンク先はサレジアン国際学園の記事になっています。
まとめ
安易な高大連携で進学のしやすさが担保される等ではなく、内容が充実していて、大学教育を見越したような連携協定であって欲しいと思います。
そうはいっても、高校課程はなかなか重たいです。
また、センター試験が共通テストに変わってからは完成に至るまでのタイミングの早期化も求められているように思います。
もともと大変な高校課程において、高大連携事業まで費やす時間が現代の高校生にあるのかは少し心配になってしまいます。
もう1つ心配なのは、地方と首都圏の教育格差。
どうしても私立が多い首都圏のほうが、高大連携協定も盛んに行われています。
大学関連の内容に触れるにしても、首都圏に在住しているか否かで、機会に大きな差が生まれてしまいそうです。