一般財団法人東京私立中学高等学校協会は令和6年度都内私立中学校第二次募集について2/1付で発表しました(リンク先は各ページ)。
過去の記事は以下をご参照ください。
今年は募集定員は24校が若干名、1校が5名となっていたようです。
男子校で二次募集を行う学校
今年度は2023年ぶりにサレジオが二次募集を行うようです。
ちなみに、2024年は二次募集を行った男子校はありませんでした。
女子校で二次募集を行う学校
以下の13校のようです。
- 神田女学園(千代田区)
- 東京家政学院
- 小石川淑徳学園(文京区)
- トキワ松学園(目黒区)
- 国本女子(世田谷区)
- 聖ドミニコ学園(世田谷区)
- 瀧野川女子学園(北区)
- 北豊島(荒川区)
- 英明フロンティア(現 東京女子学院)@練馬区
- 愛国(江戸川区)
- 白樺学園清修
- 日本体育大学桜華(東村山市)
- 駒沢学園女子(稲城市)
となっています。
自治体の記載があるところは昨年に引き続き二次募集を行っている学校です。
昨年は二次募集を行ったのに、今年は二次募集を行っていない学校は、藤村女子と川村でしょうか。藤村女子は特徴的なダンス入試を始めたという記憶があります。川村は立地条件が良いというのは一つの売りかもしれません。
これに加えて、東京純心女子が追加で若干名の募集を出したようです。
男女校で二次募集を行う学校
男女校では11校が二次募集を行うようです。
- 貞静学園
- 上野学園(台東区)
- 駿台学園(北区)
- 武蔵野(北区)
- 共栄学園(葛飾区)
- 修徳(葛飾区)
- 帝京八王子(八王子市)
- 啓明学園(昭島市)
- 国立音楽大学附属(国立市)
- 東星学園(清瀬市)
- 東京みらい(足立区)
となっています。
女子校同様に、自治体の記載があるところは昨年に引き続き二次募集を行っている学校です。
正直、しっかり教員の待遇が悪くない学校も紛れ込んでいるようにも感じます。
なお、昨年は二次募集を行っていたものの、今年は二次募集を行わない学校は目白研心、東邦音楽大学附属東邦、東京成徳大学、自由学園、東海大学菅生高等学校中等部でしょうか。
気になること
2023年は30校、2024年は29校、2025年は25校が二次募集を行っています。
本日の記事で気になったものがありましたので紹介します。
“中学受験”過熱のウラで…わが子を「私立中に入れたい」ではなく「公立中に通わせたくない」と考える保護者が増加中 教育評論家が指摘する「公立中の課題」(2/17付デイリー新潮記事)
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/02170600/
記事によると、「この私立中に行きたい!」という第1志望が明確な受験生よりも、「公立の中学だけは絶対に行かせたくないという保護者の増加を論じている。
これは私自身も感じるところで、受験者数が少子化に伴い頭打ちになっているにも関わらず、受験率は増加し続けているという数値的なデータとも整合性がとれそうな気がしています。
この影響もあってか、二次募集を行っている都内私立の数も減少しているのではないかとも思ってしまいます。
教育は国の根幹であり、公教育はその最たるものだと思います。
首都圏エリアで私学の数が多く選択肢が用意されているからこその現象かもしれませんが、考えさせられてしまいます。
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