さて、本日は日本私学教育研究所の採用情報の更新はありませんでした。
明らかに、昨日4/13付けのものがまだ公開されているので、今日の集計が間に合っていないか、アップロードするPDFファイルを間違えてしまっているかのような気もします。
ということで、本日のピックアップ教員募集は駒場東邦中学校・高等学校のものになります。
この募集自体は、4月6日の段階で、取り急ぎのご紹介をさせてもらっています。
https://tenshoku-no-oni.com/2020/04/07/02/
それでは、今日は駒東に絞って考察していきましょう。
駒場東邦中学校・高等学校
いわずとしれた中高一貫校の男子校の名門校。
完全に中高6年一貫教育を行っているので、高校入試はありません。
中学入試の偏差値は、四谷大塚の80偏差値で63と、メチャメチャ高い。
本当にしっかりと中学受験を対策していないと厳しいかも知れない。
そんな超名門校です。
募集をしているのは、理科の実験助手の募集と、情報の助手の募集。
今回、オススメしたいのは、この理科の実験助手。
社会人になっている方には、待遇面なども含めてあまりオススメできないかもしれません。
生活をするのに、必要なお給料をいただけない可能性があるからです。
アルバイト待遇なので、おそらく時給換算になってしまうのではないかと思います。
果たして、非常勤講師で働いた時と同じように、お給料をもらえるのかはわかりません。
求人票にも具体的な記載はありませんからね。
超有名大学附属の私学であれば、時給が2000円を超えるような理科の実験助手の待遇もあります。
こういう観点から、生活がかかっている年代の先生には、あまりオススメできないと思っています。
しかし、逆に大学生とか、大学院生で教職を目指している人であったり、卒業したてで新卒の若手であれば、かなりアドバンテージになるのではないかと思っています。
高校によっては、学習内容が多かったり、演習に時間を割くために、実験をやらない学校が少なくありません。
特に、大学合格実績に重きを置いている学校なんかは、年間に数回実験をやるかやらないかという学校が圧倒的に多いです。
下手したら、高校で1回も実験をしなかったとか、先生がやるのを見ているだけだったというような生徒のほうが多いかも知れません。
自分のキャリアプランを考えた時に、どういう先生になっていたいか。
そういう観点では、この理科の実験助手というのは実は大きいと思います。
特に、この駒場東邦中学校・高等学校では、実験にも力を入れています。
大人向けでも、子ども向けでも、研究会など、かなり力を入れていると思います。
ちょっとネットで検索しただけでも、情報が出てきます。
やはり、一流校では、きちんと実験も行い、教室でやる授業も行い、組み合わせてカリキュラムを作っているのでしょう。
その一流校のやり方を肌で感じることができるのは、絶対に自分の経験になります。
やり方を知れる、自分のものにできるというのは、本当に大きいです。
仮に、将来的に、他の学校の教員募集に応募することになったとしても、自分の履歴書に「駒場東邦中学校・高等学校 実験助手」という一行があるだけで、付加価値がつくと思います。
特に、学部生や大学院生が、自分の学業と両立させていた場合には、相当のアドバンテージになるでしょう。
卒業したての若手でも、この実験助手と、他にどこかで非常勤講師として教壇に立つなどうまく両立できれば、プラスになると思います。
それくらい、学校のネームバリューは大きいです。
そして、学べることも多いと感じています。
実際に、自分自身も転職を繰り返しましたが、やはり「名門校で教えたことがある」というのはかなり履歴書の中で光を放つのです。
面接官とか、学校で働いている先生たちも「おっ!」と思うような一行があるだけで、好印象の先入観をもってくれることも多いです。
別に、「自分の経歴」に付加価値をつけるために応募しなさいというわけではありません。
本当に教育内容にも魅力的だと思います。特に学生、院生、若手にはとても勉強になると思います。
是非、まだ自分の進路が決まっていない若手とか、悩んでいる学生・院生は応募して欲しいと思います。
学校側も二部学生(夜間学生)もOKと言っているので、そういう人材を求めているような気もします。
将来的にも、受験指導をバリバリする学校でも、実験を大切にしながら、指導していく学校でも、どちらでもやっていける技術が身につくと思います。
そういう、素晴らしいノウハウが世の中に広がっていってほしいなとも思っています。
この国の教育や将来を担う子どもたちのために。
(関連リンク)
駒場東邦中学校・高等学校ホームページ
採用情報のページ
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