基本的に私のブログでは教員の採用情報を掲載しています。
もちろん、主にこの情報に触れて欲しいのは、応募する側の教員の方々です。
しかし、この募集情報は、子どもを中学受験させる保護者の方々や、高校受験を控えた受験生が見ても価値があると思っています。
なぜか。
それは、学校の採用のしかたを見ていると、その学校の雰囲気が透けて見えてくる可能性があるから。
もちろん、断片的な情報だけで一概にひと括りにするのも危険ですし、最終的には自分の判断になってくるのですが。
例えば、教員採用のしかたが「毎年大量」である学校。
大量という表現は多教科にわたるとか、同じ科目の募集の人数が多いとか。
または、何年も続けて同じ教科の募集が出ているとか。
このような学校の場合、ハズレの学校である可能性も少なくありません。
大量採用と大量退職を繰り返すという職場は、どういう職場でしょうか。
保護者という立場だからこそ、この意味がわかると思います。
そのような学校に大切なお子さんを預けたいですか?
大量採用の理由(特に気にすることがない理由)
・団塊の世代の教員が一度に退職する予定がある
大量採用の理由(気にしたほうがいい理由)
・学校の勤務がハード過ぎて教員が定着しない(ブラックな職場)
会議や部活指導、生徒指導が大変な場合。私学の最大のメリットである「質の高い授業」のための教材研究もできないことも。良い先生から退職していく職場。
・方針に一貫性がない(はたらきにくい職場)
トップや管理職の言うことが二転三転することも。このような場合、教員も生徒指導の中で二転三転するようなこともあり(人によるけれど)、子どもや保護者にとっても生活しにくい。
他にも気になる点は探せばたくさんあります。
たとえば学校側が教員の採用情報を出しているにも関わらず、応募者がいないと想像されるような学校。
どういうことかというと、学校側が指定している応募期限が延長されている場合などがあります。
求人情報を日々見ていると、ちょくちょくそういう学校に出くわします。
中には名門校だったりする場合もあるんです。
もちろん、単純に応募者がいなかったり少なかったりしただけなのかもしれませんし、書類審査の段階で合格できないようなレベルの応募者しかいなかったのかもしれません。
このような学校を見抜く方法
学校説明会や文化祭に足を運ぶのは1つの効果的な方法です。
そして、説明会で先生方の様子や年齢構成を見る。
ベテランの先生が多い学校であれば、もしかしたら大量採用の裏には団塊の世代の大量退職があるのかもしれない。
逆に若い先生が多すぎる学校であれば、働きにくい職場で(毎年若手を大量採用している可能性も上がってきます)、それは結局自分の子どもに返ってきてしまう可能性も。
こんな観点からも学校選びの参考になると思います。
しかし学校説明会では、広報担当の先生と授業が空いている(若手)教員という組み合わせで説明会をやっていることも少なくありません。
そのため、ある程度見かける先生も固定化してくることも大いにありえます。
やはり、文化祭やオープンスクールのようなものに足を運ぶのが最も良いでしょう。
文化祭であれば、色んな先生方の様子も伺えますし、年齢構成も把握できます。
もちろん、教員と見分けがつきにくい人もいるでしょうから、的確に判断するのも大切です。
腕章や、ネクタイ姿などから判断していく必要もあると思います。
そういう観点からすると、女性の教員を見抜くのは少しむずかしいかもしれませんね。
いずれにしても、大切な子どもの数年間を左右しかねない学校選びですから、(特に首都圏エリアは)何度も足繁く通って学校の内部の情報を収集するのも大切です。
そんな時に、私のブログで紹介している採用情報も一役買うこともあるかもしれません。
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