首都圏エリアでホワイトなのは実質ほぼ東京都だけという現実

労働環境

私のブログの採用情報では首都圏エリアの求人情報を確認して、待遇や応募期限、教科などの情報を追加して少し詳しく紹介しています。

東京都は私学の数も近隣三県に比べると圧倒的に多いです。

近隣三県の私学は三県あわせても東京都の私学の数には及ばないでしょう。

やはり人の数も、交通の便でも、圧倒的に優位なのは東京都。

噂レベルでも近隣三県はかなり苦しいのが伝わってきます。

それでは確認してみたいと思います。

埼玉県

聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

ある、巨大な法人はブラックで有名とか。

基本的に埼玉県の私学はブラックが多いとか。

各県には私立学校で作る教職員組合連盟があると思います。

ちなみに、埼玉県の私立学校教職員組合連盟はTwitterのアカウントを開設しているのですが、ある意味で清々しいツイートが並んでいます。

まずはこちら。

私教連ですらブラックと認めてしまう埼玉県の私立学校。

しかし、「オールブラックス」とは上手いこと言ったものです。

なお、こんなツイートもされております。

強い(笑)

副知事に現状を伝えてくれているようではありますが。

また、荒川を渡って東京の私学に行くことを『脱北』と呼ぶというのは初めて知りましたが、そんな表現もあるんですねぇ。

こんな埼玉県の私学ですが、いくつかの学校では、それなりの待遇が準備されている学校もあります。

きちんと学校研究をしていると、実は見えてくることもあるのですが。

あとは、自分が何を求めているのかが明確になっている人であれば、もしかするとホワイトに感じる方がいらっしゃるかもしれない学校もあります。

例えばこんな条件で興味がある方はご連絡ください

・共学がいい

部活動をできるだけ見たくない

・授業に集中したい

・自分の授業力を上げたい

・他の先生と授業力や仕事の出来を常に競争させられる/比較される環境でも大丈夫

・一定の頻度で土日祝日に広報関係などの仕事が入ることがある

・そのかわり長期休暇は半日の出勤でよい

ボーナスは5ヶ月以上出る

ある意味でメリハリがはっきりしている学校です。

教員の本分は部活じゃなくて授業でしょ、少し仕事がキツくても、お給料が多めだから頑張れるという人向けです。

年収ベースだと都内の学校でも引けを取らない点もあると思います。

千葉県

色々と思うところはあるのですが、まずもって面積が広いのも一つの理由かな、と思ってしまいます。

要するに、交通の便があまりよくない場所にある私学が多いように感じます。

もちろん、広大なグラウンド等を所有している学校も多いのですが。

それゆえに部活動を推しているのかもしれませんね。

また、上記ツイートからいろんな人のツイートを辿っていった際に、少し気になるツイートも見かけてしまいました。

ひょっとすると、まだまだ古い体質の学校が、良くも悪くも残っているのかとも感じます。

千葉県に関しては、私自身もまだまだ未知数なところもありますので今後も更新して情報共有もしていきたいと思っています。

神奈川県

映画『翔んで埼玉』でも東京都と蜜月の関係にあった神奈川県。

政令指定都市も複数ありますし、やはり都会度合いは近隣三県の中では最も高いでしょう。

交通の便や立地も、いくつかの学校は良さそうです。

生徒が集まりそう、ということは経営が安定するということ。

過去に神奈川県の私学で勤務していたという知人はそこそこいます。

話を聞くとある程度納得できる待遇だったという話は学校によっては聞きます。

ただし、法人側が給与体系を改悪したり、世情に応じてボーナスがカットされたなどの話も聞こえてきます。

なお、個別にTwitterアカウントで教員募集情報が流れていたりするのを見かけたのは神奈川県の学校だったかな。

公式のアカウントとかではないものの、関係者からのツテで、求人情報が流れてきた感じの文面でした(もちろん日本私学教育研究所にも掲載されているし、学校ホームページにも掲載されている)。

近隣県の中で都内に出勤している先生が多い県は

私自身が都内のいくつかの私学で勤務していたときに、職員名簿が配られた学校がありました。

もちろん、希望者は個人情報を記載しないなどの配慮はしていましたが。

あくまでも私の体感での話になりますが、都内の私学に勤務している都外在住の先生が最も多いのは埼玉県だと感じます。

それこそ、上で述べている脱北者が多いのかもしれません。

これは一重に交通の便が良いということもあると思います。

高崎線や宇都宮線があるので、さいたま市よりも北に住んでいる先生方も都内へも比較的通勤しやすいという事情があるでしょう。

また、JRだけでなく、西武線や東武線もあり、比較的広範なエリアから都内に出勤しているイメージがあります。

こういう要素が転職のしやすさにもつながっているのかもしれませんね。

仕事終わりに面接を受けにいきやすい、とか。

土曜日の半日出勤の後に筆記試験を受けにいきやすい、とか。

千葉県在住の先生は意外と少ない印象でしょうか。

広大な面積ゆえのことかもしれません。

同じ理由か、神奈川県在住の先生も私の周りにはあまりいないように感じます。

もっとも、神奈川県の場合は、県内にそれなりのホワイト私学があるので先生が動いてこないということも考えられそうです。

おわりに

今回は首都圏エリアの中での私学の待遇を少し具体的に比較しました。

埼玉県については、私教連さんのツイートも引用させていただきました。

地方在住で首都圏を狙う場合、地方有名校での勤務がないと、いきなり都内有名校やホワイト私学での勤務は難しいかもしれません。

中期的に関東圏でのホワイト私学を考えている場合は、一度近隣県で様子を見るのも一つの方法かもしれません。

あるいは、身分こそ安定しませんが、有名校の非常勤講師で様子を見るほうが早い場合も多そうです。

非常勤講師でも戦略的に都内の有名校を経験すると、道が拓けることが多いようにも思います。

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