求人票を見ると学校の窮状が透けて見えることもある

労働環境

私学の採用には一定の間隔があります。

・春~夏休みにかけての採用選考。

・夏から冬休み前、年内の採用選考。

・冬休み以降の年明けの採用選考。

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応募期限で見る冬場の採用選考

掲載から応募期限までの長さは学校の余裕と比例する?

春から夏の採用選考に関しては、応募期間も1ヶ月~2ヶ月ほどあり、応募する側も余裕をもって応募することができました。

しかし、冬の採用選考は違います。

短期間での入れ替え、追加、削除、延長など慌ただしく動きます。

求人情報を整理しているこちら側も、気づかないうちに同じ学校でも他の教科の求人情報が出ていることもあります。

基本的には書類選考に必要な書類を年内に間に合わせようとして、学校ホームページに掲載してから2~3週間程度で期限を設定している学校が大半です。

しかし、そんな中でも1週間ほどで応募を締め切っている学校もあります。

見ていて慌ただしいと感じてしまいます。

学校の内部の事情もあるのでしょうが、ある程度余裕をもった応募期限を設定していないと応募する側も見逃してしまったり、書類を集めきれずに応募を諦めてしまうことも考えられます。

私個人としては、とにかく学校も、そこで働く先生も、子どもたちのためにウィンウィンな関係で働いてより高いパフォーマンスを発揮して欲しいと思っています。

随時受け付けをやめる学校もある

これについては、私も今年、求人情報を追いかけていて気付いたことです。

秋頃に随時募集を掲げていた学校のいくつかが、書類送付の期限を設定し始めたのです。

随時受け付けだとキリが無いからなのか。

随時受け付けてくれていると応募側に安心感を与えてしまうために後回しにされてしまう(=他校によりよい人材と奪われる)からか。

学校の内部事情がより緊急性の高い状況に変わったか。

どれが正解かは、外から見ている人たちにはわかりません。

今年から日本私学教育研究所の教員採用も全教科を並べる方式に変わり、私自身が全ての求人に目を通す中で気づきました(今までは自分の該当教科しか見ていなかった)。

実際に筆記試験や面接で学校を訪問したときに、様子を見てくるしかないですね。

不足時数で考える冬場の採用選考

繰り返しになりますが、今年は全教科の採用情報を見比べているので、いろんなことを考えるようになりました。

例えば、特定の教科の募集が集中しているな、とか。

春頃から専任教諭を複数名募集していたな、とか。

まだ、私学共済に加入できる求人(常勤講師や専任教諭など)が出ているな、とか。

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非常勤講師で補おうとしている時間数を考えると、実際は専任教諭2人分に相当するな、とか。

もちろん、全てが悪いとは言っていません。

どうしても団塊の世代が抜けていくタイミングが重なってしまう学校では、多教科に渡って募集をすることもあるでしょう。

どうしても学校側が求めるレベルに達していなくて、採用の時期が冬まで延びてしまうこともあるでしょう。

学校側としても、できれば常勤講師や専任教諭が欲しいという思惑もあるでしょう。

しかしこの時期からの求人では、学校側としてもまずは非常勤講師で、という考えもわからないでもありません。

ただし、常勤以上の待遇で2~3人分に相当する穴を非常勤講師で埋めようとするのは少し強引な気もします。

応募しようとする側からすれば、学校側の人材不足はある意味ではチャンスでもあります。

それだけ求人情報が出る回数も増えるかもしれませんし、採用までのハードルが下がるかもしれませんし。

もちろん、勤務してからは不足している労働力を補うために少し苦労することもあるかもしれませんが。

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