秋入学の議論は玉川学園だからこその試みなのか

学校研究

有料記事なので冒頭しか読めないが、日本経済新聞の記事が目に留まった。

幼小中高一貫校で初の秋入学 玉川学園、23年度にも
(日本経済新聞の外部サイトへのリンクですー5/2の19:00の記事)

玉川学園、柔軟な教育目指す 秋入学・幼~高一貫を構想
(日本経済新聞の外部サイトへのリンクですー5/2の20:31時点の記事)

昨年度、学校の休校などもあって議論になりかけた9月入学の話。

これを玉川学園はやろうとしているわけです。

学校法人としては、幼稚園・小学校・中学校・高校・大学まで設置していますね。

そのような法人は玉川学園だけではないと思いますが、学校の雰囲気や考え方によるところは大きいように感じます。

学年にとらわれない自由な発想で教育をする、先駆的な教育を行っているは各所でよく見かけますね。

全人教育の発想による教育としても認知されているのではないでしょうか。

すでに学校側としては、小学部と中学部で転編入試験を行っています。

転・編入試(4月・9月入学)
(玉川学園のページへの外部リンクです)

転・編入試(4月・9月入学)【中学部】
(玉川学園のページへの外部リンクです)

受け入れるノウハウもある、その先の成長の姿も少なからず見てきている、ということもあるのかもしれませんね。

日本経済新聞の報道によると、小学校教育の開始を半年間繰り上げて高校まで学ぶカリキュラム設定になるそうです。

高校卒業のタイミングは8月になるのか、と言われるとそうではなく、6月卒業ということを想定しているみたいです。

グローバルスタンダードに近づけようとしていますね。

玉川学園が幼稚園から大学まで設置しているからできる試みなのかと言われるとそうではなく、小学校から高校まで設置している学校法人なら同じような取り組みが出来てしまえそうです。

小学校から高校までの12年間を4年間×3期分で考えている学校さんは他にもありますよね。

もし、この構想が実現したとすると、このカリキュラムの発想は他の私学にまずは飛び火するのかもしれません。

中学校・高等学校だけでなく小学校も設置している学校法人にですけれども。

そうなってくると、いわゆる中学入試だけでなく、小学校の入学試験の様子もまた変わってくるのではないでしょうか。

もちろん、小学校の入学試験であれば、学科試験のようなものだけでなく、子どもの行動観察や保護者の面接なども加味されるのだとは思うのですが。

なお、玉川学園側は2023年度にも発足させたい意向ということなので、事実上あと2年ほどということになってきます。

こうなってくると、日本特有の「○○年度」という言葉もなくなっていくのかもしれませんね。

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