それぞれの記事は下記リンクよりご確認下さい。
首都圏「中高一貫校」7月模試に見る“狙い目”の入試とは【2023年女子受験生編】(9/20付)
首都圏「中高一貫校」7月模試に見る“狙い目”の入試とは【2023年男子受験生編】(9/27付)
今回ご紹介するのは森上教育研究所の記事になります。
丁寧に中学受験業界を分析されており、入試問題の分析も行っています。
前回の受験生・保護者向けの記事ではおおたとしまさ氏の記事を取り上げました。方向性としてはほとんど真逆を向いているといってもいいかもしれません。おおたとしまさ氏の記事は(ざっくりまとめてしまうと)学校の内部まで分析して表面上の数値に惑わされないようにしよう、という趣旨のものでした。
今回の森上教育研究所の記事は、7月に行われた模試をもとに、受験生の動向、倍率の上がり下がり、偏差値等を鑑みた分析記事になっています。
どちらが正しいとかそういう問題ではありませんのでご注意下さい。
記事を読み進めていくと、数値をもとにしながら丁寧に分析がなされています。
また、倍率の変動の傾向なども8月下旬の記事で分析されていて、出願の動向も独自に7パターンに分けていたりします。
個人的に思っているのは、ご家庭内で学校説明会等に赴き、実際に学校を見て私立学校を判断して欲しいということ。
もちろん、叶わない場合もあると思いますが、可能な限り情報収集をしていただきたいと思います。
入学してからこんなハズではなかったとか、合う合わない問題に直面すると実際に通学する生徒も保護者の方も辛い思いをする可能性が高まるような気がします。
もちろん住めば都という言葉もありますので、ミスマッチを起こしたからと言って必ずしも辛い思いをするとは限りませんが、今後も大学選び、就職など人生の分岐点はまだまだあります。
ただ12歳の子どもという観点では、学校というコミュニティが占める割合はかなり大きいので、十分に注意が必要だと思います。
複数の学校を実際に見学し、比較し、優先順位をつけながら志望校を選定していく。
もちろん、受からなければそもそも話にならないので、偏差値や受験倍率などの数値の指標も参考にする。
どちらも学校を選ぶ上で大切な要素だと思います。
あくまでも個人の感想ですが、今回の記事では学校名が多数掲載されています。
受験する側からすると、倍率と進学実績に目がいきがちだと思います。
内部で教員として働く観点で考えると、働きやすそう(※ホワイトの定義は個々人による)な私学の校名も見かけると同時に、その逆の学校名も見かけます。
教員の待遇・権利ばかりが主張される学校が必ずしも生徒や保護者にとってもいい学校とは限りませんが、教員側に余裕があるからこそ生徒やご家庭に還元されるケースもままあります。
学校見学に行く際はぜひ、教員の様子や学校内の雰囲気も敏感に感じ取ってみてくださいね!