元記事はこちら
https://www.asahi.com/edua/article/15087908
今回はこちらの記事を見ていきたいと思います。
中堅校の志望者が増加している点について
記事内でもボリュームゾーンにあたる学校として紹介されています。
個人的にはやはりコロナの影響が大きかったのではないかと思っています。あの数年間のフットワークの軽さや動きを実際に肌で感じて、やはり公立校よりは私立校という選択をするご家庭が増えたように思います。
私立学校は不人気校が淘汰されるのでは、というような風潮もコロナ前はあったようにも思います。それこそ女子校の不人気が続いていた時代もありました。個人的にはここ数年の復権を感じていましたが、今回の記事で顕在化したように思います。
横浜創英中学校・高等学校について
記事内に男女ともに人気という表現があります。
神奈川県内で一番の話題校という表記もありました。
原動力はやはり工藤勇一校長による改革ではないでしょうか。
賛否両論も一時期あったように記憶していますが、注目されているのは事実でしょう。
男子校・女子校人気の復活
記事内にも、大学付属校と共学校の人気がずっと続いていたという記載があります。
それが22年入試から少しずつ男女別学にも分散してきたとあります。
女子校人気の高まりを見せている学校名として三輪田学園、山脇学園、実践女子学園、恵泉女学園、跡見学園、湘南白百合学園が挙げられています。
これらの学校、足を運んだり、採用選考を受けたり、知人がいたりする学校ばかりです。
個人的に注目しているのは、記事内にもあるように三輪田学園中学校・高等学校でしょうか。この学校は最近私も特に注目するようになりました。
もちろん、山脇学園中学校・高等学校などは以前から注目しています。校長先生が変わってから少し印象も変わりましたが‥
跡見学園や湘南白百合学園中学・高等学校も気になっていて、今後台頭してくる感じもわかる気がします。
大学入試改革の影響は
記事内にもありますが、(善し悪しはともかく)大学入試改革は進んできています。
総合型選抜や学校推薦型選抜が半分を超えたという表記もあります。
共通テストについては言及がありませんが、こちらはこちらで変化の途中でしょう(だいぶ落ち着いて来るとは思うのですが)。
昨今は海外大学への進学者数も増加傾向にあります。
国際教育プログラムについても(内容はさておき)取り組みを前面に出してくる学校は増えています。
(こちらの記事でも国際教育プログラムについては個人的に感じていることを述べています)
かねてから思考力と基礎力のどちらが大切なのか(実際はどちらも重要で両輪であると思っています)の議論は各所で起こっているようにも思います。
もちろん、知識を詰め込んだだけでもだめですが、小手先のテクニックばかりでベースが無いのも論外です。
記事内では進化を続ける学校として三田国際学園中学校・高等学校の名前も出てきています。
10年くらい前から知人とともに注目してきた学校でもあります。
文化学園大杉並の名前の名前も出てきています。こちらは少しノーマークでした。
公立中高一貫校の立ち位置と私立の滑り止め・併願校としての位置づけ
公立中高一貫校を目指す小学生の指導をしたこともありますが、問題はかなり凝っています。
(作問するのも大変そうです)
この中に、私立を併願するというご家庭もあるようですが、その併願数も増えていることも一つの要因としてあるようです。
今度は適性検査方入試という観点から安田学園や宝仙学園理数インターの学校名も出てきています。
おわりに
後半、少し話は逸れてしまいましたが、女子校の復権が顕在化したようです。
もちろん、苦しかった時期もあったと思いますが、その中でも考えて工夫を凝らしてきた学校ほど恩恵や影響は大きいのではないでしょうか。
日本の教育、日本の私立学校を支えるという点で共に奮闘していきたいものです。