一般財団法人東京私立中学高等学校協会は令和6年度都内私立中学校第二次募集について2/1付で発表しました(リンク先は各ページ)。
昨年度の記事はこちらになります。
今年は各校とも募集定員は若干名となっています。
男子校で二次募集を行う都内私立中学校
今年は1校もありません。
男子校は相変わらず堅調なようです。
女子校で二次募集を行う都内私立中学校
女子校で二次募集を行う予定の学校は14校あるようです。
- 神田女学園(千代田区)
- 小石川淑徳学園(文京区)※現在の淑徳SC中等部
- トキワ松学園(目黒区)
- 国本女子(世田谷区)
- 聖ドミニコ学園(世田谷区)
- 富士見丘(渋谷区)
- 瀧野川女子学園(北区)
- 北豊島(荒川区)
- 東京女子学院(練馬区)
- 愛国(江戸川区)
- 藤村女子(武蔵野市)
- 日本体育大学桜華(東村山市)
- 駒沢学園女子(稲城市)
- 川村(豊島区)
となっています。
個人的には、noteで個別に有料記事を書いたこともある学校もあります。また、現在も教員の採用活動を行っている学校も散見されます。その選考の内容も、最終面接までの工程が短いものが少なくない印象です。
多くの学校が国語・算数・面接が試験科目として設定されています。
その一方で国語・算数・英語から2科目選択というような学校もあります。具体的には以下の学校です。
- 神田女学園(国語・算数・英語から2科目選択) ※面接なし
- トキワ松学園(国語・算数・英語から2科目選択) ※面接なし
- 国本女子(国語・算数・英語から2科目選択)・面接
また、聖ドミニコ学園のインターナショナルコースが英語と面接のみ、富士見丘の英語特別コースについては国語または算数・英語資格・面接となっています。
少し新しい流れが来ているかもしれません。
男女校で二次募集を行う都内私立中学校
男女校で二次募集を行う学校は15校あるようです。
- 目白研心(新宿区)
- 東邦音楽大学附属東邦(文京区)
- 上野学園(台東区)
- 駿台学園(北区)
- 東京成徳大学(北区)
- 武蔵野(北区)
- 東京みらい(足立区)
- 共栄学園(葛飾区)
- 修徳(葛飾区)
- 帝京八王子(八王子市)
- 啓明学園(昭島市)
- 国立音楽大学附属(国立市)
- 東星学園(清瀬市)
- 自由学園中等科(東久留米市)
- 東海大学菅生高等学校中等部(あきる野市)
となっています。
気になるのはやはり音楽大学の関連校でしょうか。
東邦音楽大学附属東邦中学校や上野学園、国立音楽大学附属などは音楽系の試験科目も設定されています。もちろん普通科などは国語・算数・面接のみになっています。
それこそ、昨年に東京藝術大学がピアノを売却したニュースもありました。
東京藝大が練習ピアノ売却 「本当にやばいかもしれない…」学生に動揺広がる 学費、学食値上げしても予算不足
(2023年2月14日付神戸新聞記事)
全体的に苦しいような印象を受けてしまいますが、実態はどうなんでしょうか。
分析
学校名を見て、なんとなく察するところがある方もいらっしゃるかもしれません。
私は日々学校が掲載している採用情報を見ているので、そちらの情報の先入観の方が強いです。
ちなみに、採用情報の掲載頻度、掲載教科数などの観点で見ても納得度合いは高めです。
加えて、求人票にかかれている賞与の情報なども見てしまうと、やはり、という感覚にもなってしまう学校もあります。
保護者・受験生目線だと、昨年の様子も気になるところだと思います。
いずれにしても、子どもたちのために、ご家庭も含めて納得のできる学校選びができるといいなと思います。