【埼玉】中学入試速報2024(市進)の中学受験情報ナビから私学の人気を推し量る

受験生保護者

ある年から、毎年確認するようになった市進学院主要私立中学入試状況速報

今年の応募者数だけでなく、前年との比較もしてくれていますし、実際の受験者数と合格者数(あわせて実質倍率まで)も掲載してくれています。

の文字で色分けしてくれているので、一目で人気だったのか不人気だったのかの動向を確認することができてしまいます。

更新状況もだいぶ落ち着いてきたので、各県の状況を追いかけていきたいと思います。

第一弾は埼玉県から。
なお、昨年の記事はこちらから。

男子校

立教新座微減という結論で良いと思います。-1%と-5%なので、誤差の範囲内という認識で良いのではないでしょうか。

城北埼玉微減やや減くらいでしょうか。枠の大きい1/12日の第3回入試が-21%というのは無視はできないところでしょうか。

昨年は掲載されていた城西川越の名前が無い所は気になりますね。

女子校

浦和明の星も微減ということになると思います。日程が2つで-0%と-3%なのでやはり誤差の範囲内でしょう。

淑徳与野医進を新設しているようですね。1/11の試験日に定員25に対して出願数525のようですが、合学者数を208名出して実質倍率を2.4倍としています(2/9時点)。1/13入試と2/4入試については、合計の出願者数のみ記載されていて、医進と特進の内訳は公表されていません。医進が新設されたことにより、1/13の定員の枠は前年より広がっていますが、応募者は101%となっています。これを高いとみるか低いと見るか。一方で2/4入試は応募者数-33%となっており、減少傾向にありそうです。

共学校

青山学院大学系属浦和ルーテル学院は全日程で応募者は増加。増加率もかなり大きいですが元の枠が小さいのでその点はご注意ください。

浦和実業学園微減でしょうか。日程によっては増加しているものも減少しているものもあります。

大宮開成やや増でしょうか。唯一現象しているのは1/14の女子の枠です。これは上記の淑徳与野の影響が強いようにも思います。立地的には大宮駅県内(どちらも徒歩20分程度)で立地的な競合性があります。大宮開成の試験日程は1/10・1/12・1/14なのですが、淑徳与野は1/11と1/13に試験を実施しています。子どもの負担は大きいかもしれませんが、女子の場合、交互に大宮開成と淑徳与野を受ける(栄東を挟む)ということもできたわけです。最終日の1/14の女子の枠だけ減少したのも少し納得できてしまいそうです。

開智明らかに増加しています。新設されている日本橋併願方式も5名の枠に対して男女で300名以上が応募しています(合格者は41名)。

また、新設校の開智所沢も大人気のようです。新設校のため、過年度データはありませんが、どの日程・出願方式もしっかりと人数を集めています。

埼玉栄は全体的に健闘しています。ほとんどの日程で応募者数が+10~30%ほどに伸びています。

逆に栄東少し振るわなかったようです。多くの日程で応募者数を下げていますが、一番大きかったのは東大特待の算数型入試の女子枠でしょうか。応募15に対して合格0で倍率なしとなっています。

西武文理全日程で応募者数を下げています。いろいろやっていそうな雰囲気はありますが男女の応募総数のみ好評しているあたりも少し苦しいのかもしれません。

獨協埼玉やや減というところでしょうか。日程や方式によっては数%~1割強の減少幅となっています。女子の1/12は微増しています。

星野学園減少傾向にありそうです。全日程・方式とも1割強~2割弱の減少率となっています。

分析

今年名前を見かけない春日部共栄、昌平、細田学園、武南、東京農業大学第三、西武台新座などは気になります。また、復調の可能性を感じた狭山ヶ丘も気になっています。

特に開智所沢と地理的にも近い位置にある学校は影響を避けられなかったのではないかと思います。

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