さて、本日は日本私学教育研究所の教員募集で、首都圏の私学の更新はありませんでした。
ということで、年度の最初にドバッと紹介した採用情報のうち、オススメの教員募集をピックアップしていきたいと思います。
まず、今日の初回の更新は「4月6日の募集その1」から武蔵野大学附属千代田高等学院になります。
武蔵野大学附属千代田高等学院
この学校の何がオススメなのか。
再確認ですが、募集の内容は理科の常勤or非常勤講師を若干名。
2020年度内の緊急の募集で、物理の先生か、物理and化学の先生か生物の先生の3パターンOKということ。
理科の募集でこれだけ幅広く出ているということで、採用される可能性が高いです。
国語・数学・英語の先生からすると実感はわかないかもしれませんが、社会の先生なんかは、このありがたみがわかると思います。
地理・歴史(日本史or世界史)・公民と分かれていて、応募できなかたことがある方もいらっしゃるでしょう。
理科も同じで物理・化学・生物・地学で分かれていると大変なのです。
教科の中で、専門性が分かれていることによってどれだけ応募する側も(もちろん採用する側も)大変なのかと。
学校としては、かつては女子校だったものの、2018年度から共学化しています。
もちろん、経営などが苦しかった、生徒募集が難しかったからこその方針転換なのでしょうが、この方針転換ができるだけでもすごいと思っています。
生徒のレベルはというと、高校偏差値で45~55程度。
中堅の中堅。
本当に授業をどうやって面白いと感じてもらえるか、その中で、どうやって難しい内容にもチャレンジさせるのかというレベルだと思われます。
ここにも、オススメできる理由の1つがあります。
ある程度偏差値帯が高いレベルの学校だと、生徒が落ち着いてくるのですが、授業のレベルが低い生徒の手綱を握れきれない可能性が出てきます。
授業は、無条件に教員と生徒という上下関係がある時間です。
そのアドバンテージがあるにも関わらず、効率的に、わかりやすく授業ができないと、自動的に生徒からの信頼が低下していきます。
なので、自分なりの指導法が確立していない、指導方法に自信を持ちきれていない若手な先生には、進学校(特に大学受験の実績を重視する学校)は大変だと思います。
塾の先生のとか予備校の先生だけにテクニックに特化してしまう若手もいます。
そうではなく、学校の授業内容が基本なのです。
そういう観点で、あまり失敗ができないのが高偏差値の学校だと思います。
高校生くらいになると、生徒の側が自然に気付いてしまいます。
もちろん、偏差値帯が高くないから授業が上手じゃなくていいのかというと、そういうわけでもありません。
ただし、生徒の目線にたてる可能性があるのは、どちらかというと、授業力に自信がない若手でも可能性が出てくると思っています。
そういう観点で、新卒の学生でも、経験が浅い若手でも、非常勤講師という身分なら採用される可能性があるのだと感じています。
ある程度年齢がいっている先生であれば、いきなり常勤という可能性もあると思います。
学校として、どういう順番で専任とか常勤にしていくのかという質問をしたことがあります。
返答として、(能力ではなく)年功序列だと明確に答えていただきました。
もちろん、当時と人事担当者が変わっていることもあるかもしれませんが、年齢(=経験値)というものを優遇してもらえる可能性は高いのかも知れません。
また、過去のブログ記事にも書きましたが、武蔵野大学と同じ法人であり、仏教校でもあることから、かなり身分や待遇面では安定なのではないかと想像されます。
また、コース分けもしっかりしていて、校内の改革も進んでいる印象。
立地としても千代田区にあり、市ヶ谷駅、半蔵門駅、麹町駅からも徒歩圏内。
皇居も近くにあってかなり落ち着いた立地であり、アクセスも抜群。
理科の先生は、柔和な方だった記憶があります。
学校も環境も悪くないと思っています。
まだ、今年度の勤務が決まっていない理科の先生は応募してみてはいかがでしょうか。
(関連リンク)
武蔵野大学附属千代田高等学院
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