200428 慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部(オススメ)の教員募集

採用情報

少し更新が滞ってしまいました。

本日は慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部の紹介を行いたいと思います。

最初の求人情報自体は、4月6日に発表されていました。

ブログでも紹介だけはしました。
https://tenshoku-no-oni.com/2020/04/07/kanagawa/

その後チェックしていると、追加の募集情報も掲載されていたので、改めての紹介になります。

それでは参ります。

慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部

学校ホームページ
採用情報のページ(生物)
採用情報のページ(数学)

さて、前回ご紹介したときには、生物の専任教諭の募集のみが掲載されていました。

学校のホームページによると、その後4月10日付けで、数学の専任教諭の募集も始まっています。

2教科での専任教諭の募集ということになりました。

さて、最終的には内部に入ってみないとわからないことが多いということは前提で、一応ホームページを見てみましょう。

学校のホームページより

学校によってもちろん作り方は様々ですし、書いてあることと実態が違うということは往々にしてあるのですが、そこも踏まえて見ていきます。

また、当たり前のようなことでも書いてあると安心できるということもあります。

施設・設備面

まず、そもそもですが、この「慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部」は「慶應義塾湘南藤沢キャンパス」に隣接した立地になっています。

そのため、大学との連携などは、他の学校には真似することができないないようになっていると思います。

その点を踏まえると、少し目を引いたのが「学校生活」の健康管理の部分。

大学に医学部、さらに大学病院がある慶應義塾の特徴を生かして、生徒の健康管理に万全を期しています。

保健室には医師が常駐

保健室には、医師(内科・小児科)および保健師が常駐し、健康管理、健康相談、救急診療にあたっています。 また、生徒・保護者を対象としたセミナーおよび講演会を開催し、心身症などの予防や早期発見に努めています。

カウンセリング

2名のスクールカウンセラーが生徒や保護者の悩みに対応しています。

http://www.sfc-js.keio.ac.jp/schoollife/life.html

というふうになっています。

これはちょっと見せつけられますね。

同レベル帯の早稲田大学には真似できない内容になっています。

医師が常駐というのは保護者視点でも頼もしい内容になっています。

スクールカウンセラーが2名いるというのも心強いです。

2名、ということは男性と女性でしょうか。

カウンセリングは合う、合わないの相性もあるので、複数配置されているのは安心できます。

もっとも、スクールカウンセラーを3人配置している学校も知っているので、2名が決して多いわけではありません。

大学との連携ということで考えると、「大学生協購買部」が使えるのも魅力かもしれません。

大学の食堂も平日の昼休みに利用可能ということを考えると、年齢的に早い段階から大学というものを身近に感じられるのはいい影響もありそうですね。

近所に大学生のお兄さんお姉さんがいるというのも、見守る目が多いという意味あいもありそうです。

ここまでで保健室と食堂や生協という観点で紹介しましたが、流石にこれは大きく逸脱することはないでしょう。

カリキュラム面

さて、大学付属校では、入試がないことを活かして卒論や研究などをさせる学校も少なくありません。

早稲田系でもそのような取り組みは多いですし、この慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部でも似たような取り組みもありそうです。

カリキュラムのページを見ていくと、3年生の選択科目で面白い取り組みがあります。

選択科目は以下のとおりです。

探究国語、探究古典/
世界地誌、日本地誌、動乱の日本史、動乱の世界史/
ディベートリーグ、現代経済/代数学入門、解析学入門、幾何学入門、データ科学、応用数学、経済数学/
生命科学I、生命科学II、物質の科学/
地球・惑星の科学、現象の科学/音楽史、音楽表現、工芸、絵画、書道上級/
Philosophy,Discussion & Debate, Speaking & Listening, Back to Basics/
ホームプロジェクト/
メディアの編集と表現、情報テクノロジー

http://www.sfc-js.keio.ac.jp/education/carricurum.html

このあたりの取り組みが気になります。

教員の負担もどの程度なのでしょうか。

現場の先生たちもレベルが高く、高校過程にとらわれないもう1つ上の大学レベルの知識を求められているのでしょうか。

それとも、大学の教授が1枚噛んでくれているのでしょうか。

どこまで実態があるのかはわかりませんが、文系生徒でも古典の研究とか、ディベート、経済学とはに触れられるのは先々のことを見据えると影響力は大きそうです。

理系生徒にとっては数学・生物・地学的な分野では先の内容に触れられそうです。

設備面でも、ICT環境が整っている様子が伺えます。

もちろん、どこまで日常的に利用できるのか、という点はわかりませんが。

口コミ

さて、いろいろ聞いていると、決して順風満帆なようでは無い気もします。

特にパッとインターネットで検索できてしまうような形だと、内部の生徒の評価は高くも低くもない印象です。

もちろん、大学に隣接しており、恵まれた環境を活用しきれていないが故の批判もありそうですが、内部事情で有名無実化していることも考えられます。

また、付属校特有の入試がない弊害で、入学したらそれまでというようなモチベーション管理の問題もありそうです。

他の慶應義塾系の付属校に比べると入学段階で求められるものは低いというわけではないのに、他の慶應義塾の附属校と比べるとちょっと評価が低いのは気になります。

もちろん、全てではないものの、応募する側としてはちょっと気にかかるところでしょうか。

総評

募集要項を見ていると、働き方によっては他の慶應義塾の系列校に異動することもあり得るということが備考欄に書かれています。

内部異動がどの程度起こっているのか、活発なのか次第でもありますが、念頭においておくのもアリだと思います。

基本的には、大学がバックについている学校なので、採用されればかなり安泰なのではないでしょうか。

しかも超上位校の私立大学ですし、医学部も持っていますし。

ということで、我こそはと思う方はぜひ応募をご検討ください。

数学の募集枠が増えたことにより、門戸は広がったと思います。

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