東京女子御三家「女子学院」の創立以来ぶれない教育理念とは(2022年5月11日付)
東京女子御三家「女子学院」の学校文化――生徒同士が語り合い育む(2022年5月18日付)
今回ご紹介するのは、ダイヤモンド・オンラインに掲載された森上教育研究所の記事になります。
以前から少しずつ紹介している連載ものの記事で、女子学院のものです。
女子学院といえば、雙葉と桜蔭と並び、東京都の女子御三家の一角になりますね。
学校名が非常に短く、検索をかけると○○女子学院のように他校の情報が出てくることが少なからずありますので私も注意しています。
略称はJG(女子学院ゆえに)。
それでは、記事内より気になる点を抜粋していきましょう。
なお、教員として応募する際に気になることは黄色のアンダーラインを引いておきます。
生徒数と入り口としての合格者数
45人クラスを5クラスで225人を想定しているということです。
毎年の合格者数は270人程度ということで、入学辞退者を加味してもこの数字ということは、やはり御三家ゆえの人気の高さや安定感が感じられます。
他校が取り組む前から英語の授業を英語で行う
ミッションスクールの特徴とありますが、どのレベルなのか気になりますね。
週の全ての英語の時間なのか、それとも一部なのか。
ALTとの兼ね合いはどうなのか、など。
このあたり、他校でも英語の求人票に「オールイングリッシュで授業ができること」というのはみかけます。
この要求、一定レベル以上の高校だったり、やはりミッションスクールに多いかもしれません。
文系と理系の比率は5:5
なお、高校2年生までは全員が全科目必修であり、高校3年生で選択科目が用意されているとのことです。
学校総覧など公開されている情報は意外にも少ないかもしれません。
特に理科や社会の科目の配当年次や設置単位数は学校全体の教員の配置を逆算する上でも気になるところです。
校風は「自主・独立」
学校ホームページに学校紹介動画が作られたことも記事内にありましたが、その様子を見ると見えてくるものがたくさんあると思います。
生徒の様子や掲示物などは見えてくる情報が多いです。
また、制服がありません。
2本目の記事に「ズボンをはいていたいから(女子学院を)受けました」という生徒もいたという話が書かれています。
制服については桜蔭も制服にズボンを導入するという話もつい最近ありましたが、時代の流れもあるのでしょうか。
キリスト教主義の学校
朝は礼拝から一日が始まるとのことで、必修単位ではないものの、出席はとっているとのこと。
信徒の生徒も4割ほどいるということで、減ってきたとはいえ宗教色は強いのかもしれません。
キリスト教系の学校の募集では、教会の牧師の推薦状があれば応募時に同封するという学校も少なくありませんし、採用情報もキリスト教学校教育同盟などにまとめて掲載されていたりしますね。
女子学院の募集は学校ホームページに掲載されていなくて、私も当初は探しあぐねていました。
名門校の情報をどこから収集するか
ここまで記事を紹介してきましたが、正直、これらの情報は得ようと思えば得られそうな情報ではあります。
ダイヤモンド・オンラインの森上教育研究所の記事では時折、学校ホームページの掲載内容よりも新しい情報が出ていることもあるので注視はしています。
この時はカリキュラム改定について学校ホームページにはない情報が出てきました。
(もちろん説明会などではオープンにしていた情報かもしれませんが)
なので、アンテナを張っておくことは大切です。
ここからが本題です。
名門校であるほど、人の出入りも少なく出回る情報は少ないです。
そういう学校の情報をどうやって入手するかということですが、こればかりは人脈がものをいうということはあります。
私の場合は男性ですし、女子学院には直接的なご縁は正直ありません。
ただ、大学のサークルの1つ上の先輩が女子学院の卒業生でした。
在学中にかなりお世話になったこともあり、卒業後も交流があります。
もちろん、時間が流れて変わっていることもあると思いますし、他人の目を通して学校を見ることには変わりません。
ただし、逆を言えば在学当時の感想を(良い悪いは別にして)聞けるということでもあります。
おわりに
今回は女子学院にスポットを当てた記事の紹介になりました。
深く突っ込んだ情報は少なかったかもしれませんが、情報の収集先の一つとして、森上教育研究所とダイヤモンド・オンラインの記事は定期的にチェックしています。