元記事はこちら
https://mainichi.jp/articles/20230620/k00/00m/040/015000c
学校ホームページの記事はこちら
https://www.shiba.ac.jp/news/detail.html?id=244
元顧問によるYoutube動画はこちら
もしかしたら名門校の指導の背景には良くも悪くも旧き良き校風というものがあるのかもしれませんね(本日2回目)。
昔は余裕もゆとりもあって、裁量が大きかったのかもしれません。
私学だからこそできたこともあったのかもしれません。
一方の見解だけで全て判断することはできませんので個別の感想は控えさせていただきます。
個人的には、動画内で述べているこの元教員の退職理由で気になることが複数あったりします。
(早期退職制度や部活動に打ち込んでいることなど)
一方で、素人目に見ると一般的な(学校の部活動レベルという意味での)会計処理とはかなりかけ離れているところもあるように感じます。
もちろん、処理上で問題が無いのかもしれませんが、1つの学校の部活動で扱う金額としてはかなり大きいとも感じます(部活の特性上しょうがないのかもしれませんが)。
また、不足している金額の徴収という観点で、OBからの寄付というのも少し気になります。
昨今、教員についていろいろな報道がなされている中での名門校でのこの報道は、いろいろと考えさせられてしまいます。
公立校時代の部活動の会計処理
基本的には前任者が残していった資料をもとに、Excelで体裁も含めてできあがったものを引き継いだのが初任者の時。
以来、そのファイルをアレンジしながら使っていますが、保護者への説明の文書、会計帳簿の作成などは公立校だからこそ簡潔でわかりやすく、不正がないように注意してきました。
自分が異動した時でも問題なく説明ができるようにという配慮もあったと思います。
(現に自分も明快な資料を引き継いでいます)
もちろん、複式簿記にする必要もありませんし、そのノウハウも持ち合わせていませんし、後任者に負担をかけないためにもわかりやすいExcelファイル1つで切り抜けてきました。
良くも悪くも私立学校だからこそ起こったのかもしれない
私立学校で、公立校のような束縛が良くも悪くもないからこそ、できる教育もあるはずです。
それはもちろん、金銭的な意味でもそうなのかもしれません。
その一方で、不正なく、問題なく、誤解なく、わだかまりなく処理が行われていれば、表面化しなかった問題だったのかもしれません。
今回は元顧問の教諭の一身上の都合による退職がきっかけ(?)で、偶然問題が表面化しただけなのかもしれません。
教員としての働き方について(特に私学の方?)、いろいろと考えさせられてしまう側面はあるのかもしれません。
もっとも、単純明快かつ簡潔に事務処理を行い、部活動との距離感を保っている方にとっては無縁の話題だとは思います。
学校側の保護者会開催という続報(6/23)
毎日新聞の記事はこちら
https://mainichi.jp/articles/20230623/k00/00m/040/089000c
上記の件について学校側が保護者会を行ったようです。
記事だけを見ると、どこまで発言が切り取られているのかもわかりません。
元顧問が当時の部員に対してメッセージアプリで「説明不要 取り立てれば良い」とありますが、言葉としても強い箇所が簡潔に紹介されているだけのため、全体像がわかりません。
(問題があるならばその人物の擁護をするつもりはありませんが、昨今の報道機関の報道姿勢についても慎重に判断しなければとは思います‥)
今回の記事で新たに判明したのは、保護者からの発言で、数年前に部員が大量にやめたこともあったということ。
以前から部活動の運営方法に疑問をもつ生徒がいた可能性も出てきているようです。
また続報が出てくれば追記します。
元顧問は非常勤講師として現在も勤務(6/26)
記事はこちら
https://mainichi.jp/articles/20230626/k00/00m/040/099000c
私立学校の中ではちょくちょくあるような気もしますが、実はこの元顧問は現在でも非常勤講師として勤務しているようです。
記事内では後任への引き継ぎのためとのことです。
中1~中3の生徒の技術の教科指導をしているとのことでした。
一方で、保護者などは当然「既に退職していたと思っていた」というような不安の声も出ているようです。
当然といえば当然だとも思います。
一方、この事態を受けて校長は元顧問に自宅待機を命じたようです。
その理由は「保護者の不安に応えつつ、部活動や元顧問への調査を続けていくため」とのことです。
この問題、どのように決着していくのでしょうか‥?