「スキルも実績もカンペキなのに…」人事担当者が内定を確実視していた30代が最終面接で落とされた意外な理由
(11/16付プレジデントオンライン記事)
https://president.jp/articles/-/75646?page=1
今朝、私もスマホのdmenuニュースからのサジェスト記事として表示されていました。
申し分なく、私立学校界隈でも割と当てはまることが多いような普遍的な内容だと感じました。そのため、本日はこちらの記事に着目してお届けしていきたいと思います。
経験・スキルは申し分なしでも採用選考が不採用になる理由その1
完成されていて、伸びしろが期待できない
これについては、すでに以下のような記事を投稿しています。
こちらの記事でも述べていますが、問題になるのはあくまでも一定の経験がある方ではないかと思っています。
逆に、まだ伸びしろが(年齢的にも)感じられる初任者や若手については、当てはまらないケースも少なからずあるのだと思っています。
今回のプレジデントオンラインの記事を私立学校の採用選考に置き換えたものの一例が、私の過去記事に該当する可能性がある、という感じでしょうか。
もっとも、私立学校の採用選考については、民間の一般企業よりも採用担当者の観点が(記事内の経営陣の観点よりも)ある程度強く反映されるようにも感じております。
経験・スキルは申し分なしでも採用選考が不採用になる理由その2
「うちの会社では物足りなくなるのではないか」
実はこれ、私立学校の選考でも感じなくもないのです。
かなりの実力がある先生が、書類選考で落とされてしまうケースも少なからず存在します。
これは記事中にもあるように「オーバースペック」というのが1つあります。
本人がいくら真剣に採用されることを望んでいたとしても、それは採用する側にはわかりません。
もしかしたら辞めてしまうのではないか、あるいは内定を出したとしても辞退されてしまうのではないか、という懸念を生んでしまうと、不採用に繋がってしまうことも少なからずあるように感じています。
身分相応という言葉は私はそんなに好きではないのですが、もしかしたら私立学校のレベルと、先生方のレベルの間にも介在させてしまう学校はあるのかもしれません。
経験・スキルは申し分なしでも採用選考が不採用になる理由その3
「組織のバランスが崩れるのでは」
これについては、私立学校の場合は良し悪しのどちらもあって、望んで自ら組織のバランスを崩そうとしている学校もあるように思います。
ざっくり言ってしまうと、私立学校は中小企業であり、風通しが良いとは言えない側面もあります。
そのため、校内の運営が行き詰まってしまったり、閉塞感が感じられてしまうような場合に、外の空気を知っている方をカンフル剤的な形で採用しようとすることがあります。
典型的なのは、流通経済大学付属柏高等学校の経験者採用などが挙げられるかもしれません。
もちろん、逆に良くも悪くも学校内の空気が出来上がっていて(校風に合う・合わないとも言うのかもしれませんが)、それに合う合わないで採用も判断されてしまうこともありえると思います。
おわりに
真のホワイト私学は、採用した人材がどのような方でも、柔軟に対応してうまく組織内に取り込んでしまうのだとも思います。
もっとも、そういうホワイト私学には本当に優秀な人材が応募して来るのだとも思いますし、選考の途中で猫をかぶっていてもバレてしまうと思います。
特に日頃から人(生徒)を見る職業なわけですから、面接を通して分かってしまうと思います。
本当に自分自身の実力を高めながら、ホワイト私学への内定を目指していく‥
採用する側にとっても、採用される側にとっても、もちろん第一義的には生徒のためにも、各方面でwin-winになるような採用活等になることを祈っております。