昨日は日本私学教育研究所の教員募集情報が更新されていました。
首都圏エリアでは6校の学校の採用情報が更新されていました。
その中で、東京都にある香蘭女学校中等科・高等科について今日は取り上げていきたいと思います。
香蘭女学校中等科・高等科
さて、noteのほうでは既にピックアップをしてあります。
募集されているのは以下の5教科について
①美術家で専任教諭または非常勤講師
②社会科(地理)で専任教諭または非常勤講師
③英語科で専任教諭または非常勤講師(しかも2名)
④数学科で専任教諭または非常勤講師(これも2名)
⑤聖書科非常勤講師
主要教科での募集も3科目となかなか幅広い募集
キリスト教の指導が厚く、カリキュラムにもしっかりと組み込まれている。
中1から高3まで必修になっているのも特徴。
また、芸術の単位数も多かったりと、週当たりの単位数に対して学科の教科の割合が少ないような気がしなくもない。
進学実績よりも人間教育を重視しているということだろうか。
良くも悪くも古くからの伝統的なキリスト教系の女子校という印象。
学校ホームページはかなり作り込まれており、広報活動用のfacebookアカウントも複数所持していてうまく運用している様子が伺える。
内部の先生方の業務量は多いのではないだろうかと、ちょっと心配にもなる。
キリスト教系の学校のいいなと思うところは、外国人のALTの募集がしやすそう、という印象がある。
いくつかの学校を見て回っていると、英語教育とか国際教育のところに、表情が穏やかそうな外国人講師をふんだんに見かけるんですよね。
当然、香蘭女学校中等科・高等科も例外ではなく。
また、教会の司祭というような位置付けの方々からのメッセージなども多く、広く深く人間の話を聴く、ということには日頃から慣れているような気がする。
毎朝の礼拝もそうだろうし、学校行事の様々な場面で、しかも厳かな雰囲気の中で執り行われる集会はやはり気持ちがピリッと引き締まるだろう。
同じような全校集会をやるにしても、校庭や体育館でやるのと、行動や礼拝所などの整った施設でやるのは全然違うと思う。
また、入学の段階で入ってくる子どもたちもできないわけではない。
むしろかなり能力が高い側だと思っている。
中学入試は四谷大塚の80偏差値で2/1が58、2/2が61と高水準だ。
入試問題も学校のホームページで閲覧可能だけれども、答えやすい難易度の問題もある一方であまり見かけない問題も並んでいる。
非常にバランスが取れていると感じている。
しかし、その一方で出口はそこまで芳しくないという見方もできる。
東大を含めた旧帝大に排出する、というよりも、内部進学(というか指定校推薦枠)を目標に来ているような感じを受ける。
口コミその他を見ていても、大きな否定的な書き込みが見られない。
安定した、落ち着いた、伝統校(いい意味でも悪い意味でも)と思われる。
立地は品川区の旗の台。およそ徒歩5分ということで悪くない。
コメント
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