転職を考えたときに、一般的には転職エージェントを使うことが多いように感じます。
教員の世界でも、転職エージェントのようなものは存在します。
採用情報をメール配信してくれたりもします。
今回は、その中でもE-Staffというものについて紹介していきます。
株式会社エデュケーショナルネットワークとは
ちなみに、会社概要のところの事業内容には以下のようにあります。
職業紹介 (有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-010930):学校、塾、専門学校等を主要対象とする、教職員の紹介
人材派遣業 (労働者派遣事業許可番号 派13-011345):学校、塾、専門学校等を主要対象とする、教職員の派遣
教職員研修受託:学校、塾等の教職員に対する職能研修の受託、実施
https://www.e-staff.jp/company
トップページの右側にさらっと書いてありますが、Z会グループなんです。
どのようにE-Staffを使っていたか
私自身は数年前に登録をして、私立学校の求人情報のメールを配信していただいていました。
メールにどのような内容が記載されているかというと・・・
■勤務先
・私立中学高等学校(共学校)
・○○区■募集教科
・△△■募集要件
・非常勤講師
・派遣(E-Staff雇用)or紹介■任期
・20★★年4月1日~20☆☆年3月31日
・更新登用の可能性:有り■勤務時間
・月~土のうち週■日◇◇~◆◆コマ■応募要件
・中学高校「△△」免許取得(見込み)者
・決まり次第終了
だいたいこんな感じではないでしょうか。
必要な情報はほとんど記載されている感じです。
学校側が掲載している求人票を、キレイな形に編集しているので、全て整った形でメールで送信されてきます。
メール配信のメリット
単純に、どのタイミングでどのような教科で募集が出ているかを知ることができます。
興味をもったものについては問い合わせをすることもできますし、自分で調べて情報を集めることもできます。
あとは、転職活動をしているときに、ルーティンのように情報を探したり接したりしていないと、気づいたら転職活動そのものを忘れてしまうということがある人もいると思います。
そういう点では、メールを見つけると転職活動について意識が向く瞬間が訪れるので、ペースづくりの点でもいいように感じます。
メール配信のデメリット
学校名が記載されていません(記載されているものもあったかもしれませんが少数)。
そのため、問い合わせをしないとどの学校の求人情報なのか教えてもらえません。
この手間が少し面倒だったりします。
直接メールに記載すればいいのに、と思うこともあるのですが、こればかりはいろいろな縛りが企業のほうにもあると思うのでやむを得ないところはあると思います。
企業は企業で、返信のあった人(=興味・意欲をもっている人)を絞り込みたいという意図もあるように感じます。
返信率とでもいうのでしょうか。
なお、問い合わせをするとE-Staff側の担当者とすり合わせをして、マッチングという過程もあります。
条件を確認したり、学校の担当者にいきなり聞きにくいものも少し様子伺い程度に聞くことも可能でした(どこまで踏み込んで聞くのかは各自でご判断ください)。
優秀な先生には非公開求人の紹介も?
登録者に一斉送信で情報を流しているメール以外に、E-Staff側の非公開求人というものもあるようです。
ほとんど一本釣りのような格好で、この学校はどうでしょうか、という話もあるようです。
ちょっとぼかした書き方をしていますが、察してください。
具体的な学校名については伏せますが、かなり魅力的な学校からの求人もあります。
ただ、学校のホームページを見ると、普通に同じ求人を公募で出しているケースもあります。
なにか優遇措置があったりするのかはわかりません。
最後に個人的な見解
今回はエデュケーショナルネットワーク(E-Staff)について記事にしました。
担当者といろいろ話をしたこともあるので、また機会を見て紹介できそうな範囲で記事にしていきます。
ただ、真剣に採用を目指すのであれば、正規の応募ルートがいいのではないかと思っています。
その理由は、第一に学校の求人票を自分で確認したほうがいいと思っています。
文末表現とか文体とかに、学校の雰囲気がにじみ出ていることがあります。
募集期限の設定のしかたでも法人の力が強そうなのかとか、学校内の教員の自由裁量が大きいのかを想像することもできます(もちろん外れることもありますが)。
また、第二の理由としては、違うルートでの採用だと、採用後に変なフィルターを通して見られてしまうこともあると思っています。
実際に、以前働いていた学校では別の人材会社経由で採用された方が先入観をもたれてしまうこともありました。
最終的にはその方の能力と立ち居振る舞い次第だと思いますが、まだまだ日本文化が良くも悪くも根強い学校現場だと感じます。
コメント